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BF:裸にされるアザミ……

このシーンは、アザミ視点で書かれています。
話自体は「BF:バトルチューブ」の途中にあるシーンということになります。
いつものことですが、今回も回りくどい書き方で、
心理描写に趣を置いているので、あまりエロくはありません



おしゃべりは嫌い。
気持ちに、嘘をつくから。
気持ちを、勝手に話すから。
伝えたい気持ちをごまかして。
伝えたいことが伝わらない。
だから、おしゃべりは嫌い。
「見た目の割にはチキンだな、臆病なお嬢ちゃん」
人を見た目で判断する男は嫌い。
人のことを勝手に判断する男は嫌い。
人が……気にしていることを言い当てる男は、大嫌い。
あたしは臆病だ。素直にそれを認めたときには、もう遅かった。
あたしは意地を張って虚勢を張って、自分をごまかしてきた。
それを今更、曲げられない。素直になんて、なれないよ。
「俺とちょっとした賭をしないか?」
おしゃべりな男は嫌い……人を口車に乗せるから。
そんな挑発に乗った自分も……嫌い。
挑発に乗った上に、バトルに負けるあたしが嫌い。
だけど……約束は約束。守れない人は嫌い。だからあたしは守る。
「……どういうつもりだ」
約束は守るけど……こんな格好をさせられるとは思わなかった。
ドレスなんて……初めて着た。こんな格好、絶対に似合わない。そう思っていたから。
それに……見せる相手がいないから……。
「似合ってるじゃないか。君はドレスもよく似合う。」
「……からかうつもりか……」
本気でそう思った。この男は、あたしにこんな格好をさせて笑いものにするつもりなのだと。
だけど、男は真剣な目であたしに言った。
本心だって。
言葉を……あたしはそのまま信じて良いんだろうか?
戸惑うあたしがいる反面で、頬を赤らめているあたしもいる。
そしてこんなドレスを着て喜んでいるあたしと、見せる相手がいることに喜ぶあたし。
なにより……こんなあたしを見て喜んでいる男がいて、それがとても嬉しいあたしがいる。
なんだろう……これ。どれが本当のあたし?
「……なんのつもりだ」
尋ねることしかできなかった。でもあたしは、本当に疑問だった。
こんな事をして、どうしてそんなに楽しそうに出来るんだこの男は。
「口説くつもりだ」
「こんなあたしをか?」
「そんな君だからさ」
「……物好きだな」
本当に物好きだ。こんなあたしを口説いて何が楽しい。
だってあたしは、口説かれるような女じゃない……そんな価値もない、つまらない女だ。
少なくとも、女としてのあたしは……何の面白みもない。
おしゃべりは嫌いだから、会話は弾まない。
流行に興味がないから、話題もない。
美容も気にしないから、褒められるところもない。
本当に、つまらない女だ。
なのに、この男は……私との会話を楽しんでいる。
私のポケモン達のこと。施設の内装のこと。施設で働いてくれている女の子達のこと。
全てを見透かしたような、的確な指摘と賞賛。
褒められて嫌なはずはなく……私はついつい、笑顔になってしまう。
笑顔……男の人を前に笑ったのって、いつぶりだろう……。
「やっぱり、笑顔も素敵だな。もっと笑った方が良いよ」
真っ赤になる自分を自覚している。私は恥ずかしくて……嬉しくて。
嬉しいんだ……あたしはこの男にこんなことを言われて、嬉しいんだ。
大っ嫌いだったこの男に褒められて、嬉しいんだ、あたし。
大っ嫌いだった……だった……あたし、この男のこと、嫌い……なんだよね?
「あたしは……そんな女じゃないから」
意地を張る。あたしは笑うような女じゃない……そう、自分を作ってきたから。
もう、あたしは笑えないよ。
「意地を張る必要はないんじゃないかな?」
……また、見透かす。知ったようなこと言って……だから嫌いだ、この男は。
だけど……こんなに安心できるのは……なんで?
あたしはこの男に何を期待しているんだ……あたしは、なにを求めているの?
「気合いの入った君も素敵だが、気合いを入れっぱなしにすると疲れるだろ? どこかで息抜きしないと」
嫌で自分を飾っているんじゃない。気合いを入れたあたしは、あたしの理想だから。
それを素敵だと褒められるのは嬉しい。
だけど理想通りで居続けるのは……確かに疲れる。だけど、泣き言なんて言えないだろ?
泣き言を言うなんて……理想のあたしが許さないよ。
「今日がその息抜きになると良いな」
あたしの弱さを見せろって? そうか、それがこいつの狙いか。
笑うつもりなんだね、あたしの弱さを。そんな手に乗るか……。
「部屋を取ってある。そこでまたゆっくりと話をしようか」
だったらなんで……あたしは「そんな手」に乗るの?
約束……そう、約束だから。今日一日付き合うという約束だから、仕方なかったんだ。
そうやって、あたしはなんでまた自分に嘘をついてしまうんだろう……。

おしゃべりな男は嫌い。
あたしを、言いくるめてしまうから。
「それでハブネークの格好を?」
「ああ……ニシエダに言われたのもあるけど、気合い入ってて、あたしもああいうの好きだから……」
言いくるめられて、あたしはいつの間にか自分のことを沢山話していた。
最近のこと、子供の頃のこと。嬉しかったこと、腹が立ったこと。
いっぱい話した……おしゃべりは嫌いなのに……
話せば話すだけ、あたしはあたしの為に張り続けてきた「意地」が、剥がされていくのを感じた。
弱点が、さらけ出されてしまう。
だけど、怖くない……むしろ、心が軽くなるのを感じている。
あたしはまた、乗せられている。それが、なんだか心地好かった。
気付けば、あたしはとんでもないことをしていた……
「ん、クチュ……ん……」
キス……嫌いな男と、キスを……している。
嫌い……ううん、もう、認めないと。
あたしは、この男のことを気に入っている。
「ん……これが、したかったんだ」
「もちろん。心も身体も裸になった君は、とても美しいだろうと思ってね」
心も……とりあえず男は、あたしの身体を裸にしようとしている。
着るのがとても恥ずかしかったドレス。それを脱ぐのは、もっと恥ずかしい。
「綺麗な肌してるな」
「んっ! そんなとこ……」
背中にキス……こそばゆくて、背筋にゾクリと衝撃が走る。
そしてその衝撃がすぐに去ると、心をぐっと暖かい何かが包んでくる。
これはなんだろう……戸惑う暇もなく、男は私のドレスを手早く脱がせていった。
背中が大きく開いたドレスだったから、あたしは胸に下着を着けていなかった。
だからドレスを脱いだら、私の胸はすぐに男の目に止まってしまう。
「着やせするタイプ? 大きくて……素敵な胸だ」
「普段はさらしを巻いてるから……んっ! いきなり……」
胸の先端、あたしの乳首にいきなり男がキスをする。
そしてそっと、男が手を下から持ち上げるようにして胸を揉み出す。
「柔らかいな……揉んでいるだけで気持ち良いよ」
「そんな言い方……するな……」
恥ずかしい。自分の胸がどんな感じかなんて、比べたこともないから……
気にならないといえば嘘。だけど比べることも尋ねることも出来ないから、自分の胸なんてよくわからない。
「んっ……ん……」
胸って、こんなに気持ち良いものだった?
あたしは声が出そうになるのを我慢しながら、胸から伝わる感覚に戸惑っている。
男が初めて……ということではない。男は何人も経験している。
でもこんな感じに胸が気持ち良くなるのは……はじめて。
男はみんな、あたしの胸を揉んで喜んでいるだけ。あたしは別に、嬉しくもなかった。
だけどなんで……こんな気持ちになるんだろう。
この男……タカマルが相手だから? タカマルだから気持ち良いの?
「素敵な下着だね……気合い入れてきた?」
「そんなつもり……んっ! やめろ、触るな……」
気合いは……入れてきた。見せることになるなんて思わなかったのに。
……本当に? あたしは……本当にそう思ってたかな。
もう、よく覚えていない……今はそれどころじゃないから尚更。
タカマルが下着の上から、私の淫唇を指でなぞる。
軽く指を曲げて突いたり、擦るように撫でたり……
「んっ!……そんなに、いじる……んっ!」
「チュ……ん、でも濡れてきてるぞ? 気持ちいいんだろ? いいんだよ、俺に任せて」
乳首に吸い付きながら、乳房をも見ながら、陰部を弄りながら、タカマルがあたしを嬲る。
濡れてるとか、気持ちいいとか……言うな。
恥ずかしいよ……あたしはまだ心にこびり付いている「意地」を根こそぎ剥がされていくような
そんな感覚に襲われて……恥ずかしくて、そして……嬉しくて。
「なっ、んっ!……も、もう……」
「もう、なに?」
「……い、いじわる、すん、な……」
「……ああそうだな」
タカマルは躊躇いなく、下着に手を掛ける。その瞬間、あたしは思わず下着に手を伸ばした。
ちらりとあたしを見て、タカマルが微笑んだ。それを見たあたしは……手の力が抜けた。
するりと脱がされる下着。あたしの、あたしの……全てが、見られた。
「やっぱり……思った通り、いや思った以上に素敵だよ、アザミ」
「そ、そんなに……見ないで……」
まだあたしにも意地があったみたい。本当は……もっと見て欲しかった。
恥ずかしいから、見ないで欲しい。けれど、あたしはこの男になら……タカマルになら、全てを見て欲しかった。
いつから? あたし、この男をそんなに信用していた?
嫌いだったんじゃないの……いつから、あたしは……
「もっと見ていたいけど……俺が我慢できないや」
あたしの片足を持ち、そして腰をあたしの近づけてくる。
ああ……来る。タカマルが来る……。
怖くて、そして、とても……待ち遠しい一瞬。
「んっ!」
入って……来た。タカマルが、あたしの中に。
なにこれ、この感じ……男が女の中に入った、ただそれだけじゃない。
なんだろう……あたしの心に、タカマルが入ってきた……
「んっ、んっ、んっ、ん……」
まともに見られない。あたしは目をつぶり口を閉ざし、ただただタカマルを受け入れた。
「素敵だよ、アザミ……気持ちいいよ」
言わないで。あたしも……気持ちいいから。そう、言葉にしてしまいたくなるから。
最後の意地。これだけは死守したい。守れないとあたしは……全部奪われる。
「んっ、く、ん、んっ! く、あっ、ん、んっ!」
凄い、こんな気持ちいいことって……ああ、これが、これが本当の……
あたしは最後に意地にしがみついて、全身を駆けめぐる快感と幸福を味わいながら奥歯をぐっと噛みしめた。
「素敵だ……好きだよ、アザミ。可愛いアザミ、本当に、好きだよ」
耳元で囁かれる呪文。最後の意地が、アッサリと崩壊してしまった。
「あっ、あたしも、す、好き! んっ! き、きもち、よく、て、す、すき、すき、なの、ん、あぁあ!」
ダメだ……全部、あたしの全部を奪われた。
大っ嫌いな男は、あたしの身体も心も奪って、あたしを丸裸にしてしまった。
もう……意地なんて張れない。大好きなタカマルの前では。
「いい、もっと、だい、て、きて、あた、あたしの、みんな、ぜんぶ、もっと、んっ! きて、あた、あたしも、ん、ふぁあ!」
全てをさらけ出すことがこんなにも気持ち良いものなのか……あたしは今まで、どうして意地を張り続けたんだろう?
たぶん……この人に、タカマルに全てを奪われるため。
心の貞操を守ってきたのは、その心をタカマルに奪われるため……そんな気がする。
「い、いく、いく、あたし、いく、ね、おねが、い、いっしょ、んぁあ! いっしょに、いっしょに、いく、いく、いく、いく、いく、ん、ふぁあああ!」
ぎょっと抱き合う私達。タカマルはあたしの中に、心に、沢山注いでくれた。
「ふあ……ん、すごかった……」
「ああ……素敵だったよ、アザミ」
「……言うな」
あたしはまた、意地を張り直す。
またこの意地を剥がして貰う快感を覚えてしまったから。
そして剥がされる瞬間は、すぐそこに。
「……随分積極的になったな」
「……おしゃべりは嫌い。だから……態度で、示して」
唇を重ねて、あたしは腰をくねらせる。まだ離れない。抜かせない。逃がさない。
ハブネークは、執念深いんだから。

「そんなに……いるんだ」
あたしがこの男を嫌っていた理由は、色々あった。
その一つが、こいつの噂。
方々でジムリーダーを虜にしていると。そして自分のポケモンにまで手を出していると。
それはあたしに会ったときから公言していた。
そしてあたしに言っていた。「俺は美しくも強い、「魅せる」トレーナーにしか興味がない」と。
最初は腹が立った。言い訳でしかないと。
でも今同じことを言われたら……嬉しいだろう。
もう、全部さらけ出して奪われてしまった男が相手だから。
「だから……あんなに「上手い」んだ」
全てがあたしの上を言っていた。
バトルも、駆け引きも、テクニックも、全て。
それに乗せられて、引き込まれたあたしが悪いんだ。何故か怒る気にはなれなかった。
なんとなく……みんなあたしと同じ思いをしているんじゃないか。
この男の魅力に取り憑かれてしまった女達……
あたしはまだ見ぬタカマルの女達と、何故か共感していた。
「いやでも……気持ちは本気なんだよ。誰に対し……」
「……おしゃべりは、嫌い」
あたしはおしゃべりな唇を、あたしの唇で塞いだ。
「一度惚れた男……仁義は通す」
「仁義って……」
不器用なあたしなりの、告白。どう言葉を伝えて良いのか、あたしには判らないし。
でも、とっくに気持ちは通じている。だから、言葉なんてどうでも良い。
「……今日はまだ、終わってない……」
時計の針は二本とも、一桁の数字を刺している。でも、「今日」という日はまだ終わりじゃない。
「そうだな……まだまだ終わりじゃないな」
微笑む彼の顔。まともに見ることが、やっと出来るようになった。
そしてあたしも、無理なく……笑えるようになっていた。
「なあ、タカマル……」
おしゃべりは嫌い。だから、あたしは言葉一つで、全てを伝える。
「……好きだ」
相手はもっと上手。言葉なんて使わないで、唇だけであたしに気持ちを伝えてきた。
今日は、まだまだ終わらない……。

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