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E:カントー組vsホウエン組 その3

カントーvsホウエンのジムリーダーバトルは後半に突入した。
今のところ2勝1敗でホウエンリードだが、ホウエン側にとってはここからが正念場だろう
「正念場と言うより……胸を借りる立場ですよ、完全に」
相手はカントー四天王のシバだからなぁ……相性的には有利で、やはり勝てる気はしないか? ナギ
「勝てる気は……どんなバトルでも、勝ちに行きます。ただ、それがとてつもなく高い目標だというだけです」
なるほど……ま、高さがあるってことは、果てがあるって事だ。
大空を羽ばたいていけば、その果てに届き壁を乗り越えることだって出来るだろうよ
「……ええ、その通りです。私には仲間達の翼と、
 そして……あなたという翼があります。どこまでだって、飛んで見せます!」
その意気だ。頑張ってこいよ。
「はい!」
ナギは大歓声の待つ会場へと羽ばたいていった。
相手は格闘タイプの使い手シバ。
マッチメイクとしては同タイプのジムリーダートウキとの対戦もありなんだろうが、
普段手合わせしている相手ではつまらないと、シバが直々にナギを指名したのだとか。
シバとしては、苦手なタイプと闘うことで闘志を燃やしたいって事なんだろうが……
確かに、かなり白熱したバトルになっている。
多彩な攻めを繰り出すナギに対して、あの手この手で受け流し、あるいは受け止め反撃するシバ。
ダメージ量を体力でカバーするやり方は、シバらしい戦術だ。
大技を見極め、着実に当てていくシバにナギは苦戦している。
ナギはスピードを生かした攻撃を繰り出すために、攻め手をゆるめない。
双方が攻撃に的になっているだけに、見た目はかなり派手だ。それだけに観客はかなりわいている。
流れが変わったのは……シバがイワークを投入したあたりか。
おそらく、シバはイワークを出さずに勝ちたかったに違いない。
イワークはシバがリーグ戦でも投入する戦友だが、格闘タイプではない。
飛行タイプに有利な岩タイプだ。
案の定、観客の一部からはブーイングが飛んだ。
それでもシバは、勝ちにこだわった。
彼が四天王だから。
自分のプライドを捨ててでも死守しなければならない、カントー四天王の名。
その姿勢にこそプライドがあるということに、さてどれだけの人が気付いているのか……
結果、シバの勝利で終わった。
勝ちはしたが……シバは悔しがっている。反面、これだけのバトルが出来たことに満足もしている。
かなり複雑な心境だろうな。
そんな状況にまでシバを追い込めたんだ。よくやったよナギ。
「ありがとう……でも、負けは負けよね」
バトルの結果としてはな。だが聞けよ……この歓声。
勝ち負けだけがバトルじゃない……ってのは、ジムリーダーなら判っていることだろ?
「ええ……この歓声、私はまた翼を得たような気がします」
どこまでも飛躍していくな……だが、やはり負けたんだからお仕置きは必要かな?
「えっ?!……あっ、ええ……お仕置き、してくださいね……ご主人様」
目元をたるませ、甘えた声で返答するナギ。
くくっ、俺の前じゃまだまだ可愛いヒヨコだな。
「どんなときでも、相変わらずエロエロだねぇタカマルは」
どんなときでも明るいお前と大差ないよ、フヨウ。
「アハハハ、そうかもねー」
いや、そこは否定しろよ。
「ん? ツッコムところだった?」
まあいい……しかしホントに明るいつーか、緊張しないな、お前は。
「だって、バトルは楽しむものだよ。いがみ合ってもしょうがないでしょ?」
まあな……それは正論で、ある意味真理ではある。
「でしょ? でもそんな難しいこと考えてないけどねぇ」
だろうよ……ま、その調子で楽しんでこい。
「ハーイ、じゃあ行ってくるねぇ!」
心底楽しんでるよなぁアイツ。あれでゴーストタイプの使い手だってんだから、世の中広い。
まあ、ゴーストタイプを好むから暗いとか、そういう一方的なイメージもいかんのだがな。
さて、相手はキョウ。次期カントー四天王……実質上、四天王同士の対決になる。
毒タイプの使い手であるキョウにとって、ゴーストタイプ相手は若干不利。
しかし特別ゴーストに弱いというわけではなく、彼の毒による耐久戦術に変化はない。
一方でフヨウの戦術も……これといった変化は見られない。
というより、フヨウはあまり戦術にこだわらない。
良く言えば臨機応変。悪く言えば行き当たりばったり。
それを彼女独特のバトルセンスで乗り切っているといった印象だ。
むろん、強くなるため……いや、バトルを楽しむための労力は惜しまないからこそ、
彼女は四天王でいられるのだが。
ただ今回に限って言えば……フヨウの良さが裏目に出ている。
そもそも、毒で弱らせるようないやらしい戦術はフヨウが苦手にする相手。
楽しむバトルというよりは、勝つためのバトルだからなキョウのやり方は。
もちろんそれも正しい姿勢だ。キョウにはキョウのこだわりがあるのだから。
今回の所は、その「勝ちへの執念」が勝敗を分けたか。
お疲れ、フヨウ。楽しめたか?
「ウン。負けちゃったけど、みんなの前でバトル出来るのは楽しかったよ」
そうか……なら良かった。
「あっ、そうだ。ええっと……エーン、マケチャッタヨオ、慰メテェ、シクシク」
……なんだよその三文芝居は
「夜を楽しむためのシチュエーション作り」
あのなぁ……そーいうわざとらしいのはいいから……どうせやること変わらないだろ、お前なら
「アハハ、どーもこういう雰囲気作りって苦手でねぇ」
いいんじゃねぇの? お前はその明るさが良い雰囲気になってるよ
「アリガト。じゃ、また夜にねぇ」
やれやれ……さて、いよいよジムリーダー戦はファイナルか。
もう二人とも会場にいるな……カンナとプリム。
四天王にして氷タイプの使い手……全く同じ立場の二人が、ファイナルを飾ることになった。
「しかも、二人ともタカマルの女になっちゃったのも同じだものね」
おっ、アスナ。こっちに来てたのか。
「ええ。センリさんと一緒に控え室で、参加できなかったってメソメソ泣いてた」
……文句はニシエダに言ってくれよな……
「あはは、ウソウソ。参加できなかったのは残念だったけどねぇ」
すぐ帰る訳じゃないだろうから、ミナモの秘密基地あたりで相手してもらえよ。
「うん、カンナさんとは約束して貰えたよ。カスミさん達にもお願いしてみるつもり」
そうか……で、カンナの様子はどうだった?
「気になる?」
そりゃなぁ……
「カンナさんもプリムさんも、表向き涼しげにしてたよ」
表向きって言い方が気になるな
「あはは……もうね、二人とも空気がすごいのよ。顔は穏やかだから尚更怖かったわ」
……そんな中で、よく約束を取り付けられたな
「逆よ。そんな話でも振らないと、とてもじゃないけど黙ったままあの場にはいられなかったの」
なるほどね……おっ、バトルが始まったな。
同タイプだけに、同じような展開になるかと思ったが、やはり個性は出てくる。
カンナは同タイプの氷技ではダメージが与え辛いと判断したのか、他の技を多用している。
ルージュラのサイコキネシスも強力だが、なんといってもイノムーの地震と岩雪崩が強力だ。
対するプリムは、それでも氷タイプの技にこだわりつつ、
オニゴーリに光の壁を出させ防御力を上げている。
プリムのトドゼルガは体力もあるし、長期戦に持って行く作戦か。
その流れを、カンナは嫌うだろうな。イノムーは良いが、ルージュラは体力がない。
主力のラプラスに切り替えても、相手がオニゴーリやトドゼルガでは攻め手に欠ける。
ペースは徐々にプリムへと傾いていった。
そしてそれを決定づけたのは、トドゼルガのメロメロだ。
カンナのポケモンはルージュラを除いて♂。対してプリムのトドゼルガは♀。
そもそもトドゼルガ以外も全員♀なんだよな、プリムのポケモンは。
意外な「相性」の差が出たな……この状況で持久戦に持ち込まれたら、カンナに勝ち目はない。
それでもかなり健闘したが……やはりこの勝負、プリムの勝ちで終わった。
ラストを飾るに相応しいバトルだったよ、二人とも。
「ふぅ……やっぱり、引退する四天王と現役の四天王じゃ、実力が違いすぎたわね」
「そんなことありません。これほど熱いバトル、それも同じ氷タイプでなんて……引退するにはあまりにも惜しいです」
確かに、プリムには悪いが一歩間違えたら流れはカンナに傾いてたよな。
それだけイノムーはプリムにとって驚異的だった。かなり均衡したバトルだったよ
「そうね……引退試合としては、これ以上ないってくらい楽しかったわ。ありがとう、プリム」
「こちらこそ……でも、私達のバトルはこれで終わりじゃないでしょ?」
……そこで、なぁんで二人して俺を見るかなぁ……
いやほら、二人のバトルはいつでも出来るって意味だろ? 四天王引退してもバトルは出来るしさ……・
「ええ、もちろんそっちの意味もあるわ」
「ですが、私達って「好みのタイプ」まで同じですから……ねぇ?」
「そうね。だからついつい競いたくなるのよ」
「お互い、良きライバルになれそうですわ」
……控え室では随分ピリピリしてたそうじゃねぇか。なんでそー、意気投合するかなぁ
「その方が都合が良いんでしょ? 先日言ってたじゃない」
へんな事を覚えてやがる……つかよ、ツツジのこともそうだが、そんなに社交的だったか? プリム
「あら、心外ね。そんな冷たい女に見えて?」
冷たい女っていうか孤高のっていうか……っと、そろそろ俺の出番だ。じゃあ後でな!
「ちょっ……もう。いいわ、今夜ね!」
「ちゃんと夜の分の体力は残してきてよねぇ」
まともな応援は出来ないのかあいつら……さて、いい加減気持ちを切り替えないとな。
大観衆の中に来ると、否応なく切り替わるけどな……この感覚も久しぶりだなぁ
「私は初めてだから、緊張してますよ」
その割には嬉しそうじゃねぇか、リーフ
「ふふ。だってご主人様にやっと私達のことを見て貰えるんだもの」
そうか。なら、たっぷりと見せてくれよ、カントーチャンプ。
「はい。行くよみんな!」
急成長したリーフ組の面々は……なるほど、良く育ってるじゃないか。
だが、それはホウエン組も同じ。さて、どこまで育ってくれたか……ここで見極めさせて貰うぞ。

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Author:S-BOW

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