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E:カントー組vsホウエン組 その2

うわぁ、客が入るとやはり違うなぁ。熱気というか……すごい空気だな。
バトルは基本、観客の前でなんてやってないから普段……オーレの時以来か。
こーいう雰囲気でのバトルは、また気の入り方が違うな。
「うん……ジムバトルじゃ、こーいうの絶対無いからね……」
「私は昔を思い出しますね。久しぶりに「魅せる」バトルを楽しみましょうか」
緊張しているカスミに対して、アダンは余裕だな。貫禄の差か?
カスミ、緊張するなってのは無理あるだろうけど、まずは楽しめ。
「うん……」
「大丈夫、カスミさんならいけるよ」
「そうそう、私達と一緒に頑張ったみんながいるモンね!」
カスミの世話になったシャワーズとギャラドスがカスミを励ましている。
二人ともカスミと共にバトルに出たいと言っていたが、それをやっちゃうと色々あるから断念した。
アダンはむしろそれを望んでたんだけどね。俺の奴隷達ともバトルしたがってたから。
だけどそれを望むとカスミのプライドを傷つける事になるから、彼は口にはしてないけど。
それに、なんか「カントーvsホウエン」っていう、ジムリーダー同士のバトルになっちゃったから
俺がどちらかに加勢するってのは、出来る雰囲気じゃないし。
「大丈夫、もう平気……ちゃんとタカマルにも、私がやれるところを見て欲しいし」
そうだな……がんばれよ、カスミ。
「うん……でも、お願い、行く前に……」
そっと、カスミが側による。俺は黙って、唇を重ねた。
「……ありがとう。うん、いける! じゃあ行ってくるね!」
大歓声の中、まずはカスミとアダンのバトルが始まった。
水のイュージョニストとも呼ばれているアダンは、流石に強い。
だが「おてんば人魚」カスミも、それに食らいつくだけの実力を身につけていた。
始めて彼女とバトルしたときとは大違いだな……
まあ、あれはジム戦だったからというのもあるが、それにしても……
「それはそうですよ。私達とトレーニングしてたんですよ?」
「カスミ、強いよ! ご主人様の次くらいに!」
シャワーズとギャラドスが懸命に応援している。俺がいない間、随分と可愛がって貰ってたんだなぁ
……ちょっと妬ける
「……ちょっとは私達の気持ち、判ってくれました?」
はは、ちょっとな、シャワーズ。
さてバトルの結果は……残念ながら、カスミは負けてしまった。
「いや、見事なバトルでした。旅の疲れがなければ、負けていたのは私だったかもしれません」
「そんな……まだまだ、経験不足です。アダンさん、ありがとうございました」
レディに優しいアダンが謙遜したことを言っていたが……本音でもあるだろう。
それだけ、カスミは強くなっていた。
「ごめん、負けちゃった……」
お疲れ。なに、年期の違いだろ。気にする事じゃない。
「うん……でも、ちゃんと慰めてね。今夜」
……さっきまでジムリーダーの顔してたのに、もう「女」の顔をしやがって……
ああ、俺も人魚を抱けるのを楽しみにしてたからな。
「ふふ、じゃあ今夜……が難しかったら、明日にでもね。私はシャワーズ達に慰めて貰おうかな」
はは、気を遣わなくてもいいぞ……まあ色々、調整するから
「モテる男は辛いわね。まあ自業自得だけど」
それを言うなよ……さて、気持ちを切り替えて、次は……
「……私」
ナツメか。相手はフウとラン……って事は、ダブルバトルなのか?
「ええ……バリヤードとモルフォンでいくの」
フーディンは出さないのか? お前の仲間の中ではもっとも頼りにしていたと思ったが。
「うん。この子達がどしてもっていうから……ご主人様に良いところを見せたいんだって」
ご主人様?
「うん……タカマルの事」
は? ちょっと待て。その子達には何度も会ってるが、抱いた覚えは一度も……
「私とシンクロするから……私の気持ちが、この子達に伝わって……」
ああなるほど……いや、それは判るが「ご主人様」ってなんだよ
「ご主人様だよ……タカマルは。私にとっても、カスミやカンナにとっても」
そう言いながら、ナツメは夜の時だけ身につける首輪を、俺に見せてきた。
……ごめんな。俺の都合ばかり押しつけて、ちゃんと気持ちに応えてやれなくてさ
「いいの。気持ちはちゃんと繋がってるから……エスパーでいて、良かったって思ってる」
そっか……よし、それじゃあ頑張ってこい。主人たる俺が、ちゃんと見届けてやるぞ
そう言って、カスミ同様祝福の口づけをしてやる。
「……勝ちます。負ける気がしません」
にっこりと微笑んで、ナツメは試合場へと赴いた。
バトルはエスパー同士の激しい展開になっていった。
直接的な攻撃ばかりでなく、補助技なども巧みに繰り出し、お互い退かない。
下馬評では、虫と毒タイプのモルフォンでバトルしているナツメに対して、対して、
岩タイプでもあるルナトーンとソルロックを要しているフウランコンビが有利とされた。
しかし、そのモルフォンは各種の「粉」を使い分けることが出来る。
岩タイプに毒は効かないが、痺れさせたり眠らせたりは出来る。
なにより、エスパーである彼女の先読み能力の高さに関しては、俺ですら舌を巻くんだ。
結果は、下馬評をアッサリと覆すものだった。
やったなナツメ。見事だったよ
「うん……言ったでしょ? 勝つって」
ああ、流石だな。ナツメの予知は当たるね。
「……今夜、いっぱいご褒美くれるって……未来が見える」
はは……それは予知じゃなくて願望だろ?
「……願望だけど……予知だよ。タカマルは、ちゃんとくれるもの」
まいったね……まあ、俺の身がもつ間はな。
「うん……楽しみにしてる」
カントーじゃエスパー「少女」なんてもてはやされてるが、もうすっかり「女」だよなぁ
そうした俺の責任はちゃんと取らないとな。
「いったい何人の方に対して、その責任を取らなければならないのでしょうか?」
厳しいなぁツツジ……次はツツジか。
「はい。私もカスミさんやナツメさんに負けないよう、頑張ってきます!」
気合い入ってるなぁ……相手はエリカか……草タイプじゃ相性悪いな。
「ですが、草タイプや水タイプで挑まれることが多い分、慣れているところもあります」
そこはジムリーダーとしての経験がものを言うところだな。
「そうですね……ですが、相手もジムリーダーですから、油断できません」
誰が相手だって油断なんかしないだろ、ツツジなら。
「あら、私だって油断するときもありますよ。例えば……あなたの前でなら」
……照れるね、そういうセリフは。
「ふふ……言った私も、ちょっと恥ずかしいです」
二人して笑った後、唐突にツツジから軽いキス。
「……行ってきます」
ああ、頑張ってこいよ。
「……リーフお姉様ぁ、私にも祝福のキスくださいぃ」
「判ったから、ね、落ち着いてエリカ……」
……大変だな、リーフも。つか、エリカ性格変わったか?
「あははは……どうでしょうね。普段はもっと節度のある、落ち着いた娘なんですけど……」
ふむ……まあ、俺を睨みつけていったところを見ると、俺への当てつけってことか。
まあ仕方ないとはいえ、もうちょっと躾けてくれんかリーフ
「そこは……ご主人様が躾けてくださると嬉しいなぁって……」
……おいおい、エリカを差し出すってのか?
「というより……私はご主人様の奴隷ですから。そんな私の悦びを、あの娘にも知って欲しいなと……」
うーむ……お前の気持ちも判るが……エリカが納得しないだろ。
「そこはまあ色々……でも、上手くいくと思います」
リーフはなにか企んでいるようだが……おっと、バトルが始まったな。
マッチメイクを組んだニシエダはおそらく、
互いの相性よりは「お嬢様対決」というのをメインにしたかったんだろう。
だがこの接戦まで、ニシエダは予測できていただろうか?
慣れていると豪語しただけあって、ツツジの戦術は巧みだ。
特に「守る」のタイミングが絶妙。強力な技を先読みして上手く防いでいる。
エリカ側の痺れ粉なども上手くかわし、ゴローニャのマグニチュードやカブトの冷凍ビームなど
キッチリ草タイプの弱点を突いている。
草タイプには圧倒的に不利なカブトを投入する大胆さは……ジム戦じゃあ見られない戦術だよな
「少し……ご主人様の戦術に似ていませんか?」
そうか? 俺にはよく判らんが……
「……なるほど。私、ツツジさんとも、カスミさん達みたいに仲良くしていける気がしてきました」
……そこは俺には判らない、奴隷の感覚なのかそれは。
「どうでしょうね……それにしてもエリカは……もう、お仕置きが必要かしら」
ツツジの優位はエリカのミスによるところも、実は大きい。
らしくないというか……少し冷静さに欠けている。ま、何となくその理由はわかっているんだが……
結果、大方の予想を覆しツツジが勝利を収めた。
「やりました、タカマルさん!」
おめでとう、ツツジ。流石優等生。
「ありがとうございます。これで私も……なんて。流石に、私は自重すべきですよね」
ツツジが言わんとしていることは……まあ要するに、「ご褒美」を自重すると。
ホウエン勢はここ最近夜を過ごす機会が多かったのに対して、カントー勢はみんなご無沙汰だからな。
色々気を遣ってくれてるのはありがたいが、まあ……なんだ。いつでも機会はあるからな。
「はい……でもちょっとだけ、今……ご褒美をください」
ツツジが強請るご褒美。俺は長めのディープキスをプレゼントした。
「らしくなかったわね、エリカ」
「はい……すみませんでした」
一方あちらは……うーむ、なんとも俺の立場では言い難いな。
「お仕置きが必要ね……覚悟は出来てる?」
「お仕お……はい、判りました」
一瞬喜んだ後で、リーフの顔を見てしゅんとうなだれるエリカ。
本気で怒っていると、エリカはそう思ったようだが……いや、俺には判る。
リーフの奴、何か企んでるな……怒っていると言うよりは、悪そうな顔になってるぞリーフ。
流石は元ロケット団
「これもエリカとご主人様のためですよ」
……まったく、たまにお前は俺以上の鬼畜になる時があるな。
「だって、ご主人様の奴隷ですもの」
格好こそ女の子らしくなったのに、「悪女」っぷりは健在か。
「ふふ、ご命令とあらば、どんな女にもなりますわよ?」
言うようになったな……殿堂入りして自信が付いたか?
「それは……後ほどお見せします」
そうだな、楽しみにしているよ。
さて、これで3試合が終わって……2勝1敗で今のところホウエンチーム優位か。
ジムリーダー戦は残り3試合。さてどんなバトルになるんだか……

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