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E:カイオーガ戦~グラードン戦

天気研究所から連絡を受けたときは、耳を疑った。
しかし……考えてみれば、あり得る話だ。あって、不思議ではない。
だが……あって欲しくなかった。
「各地で日照りと大雨が時折観測されるんです」
直接天気研究所に出向いて、改めて報告を受けたが……
日照りに大雨って、これは間違いないよな、レックウザ。
「ああ、グラードンとカイオーガの仕業であろう」
やはりか……両者の争いはレックウザが鎮めてくれたが、
二人が再び眠りについた訳じゃないんだよな。
「その通り。まあ、これもそなたら人間の業がもたらした結果よな」
……悔しいが、言い返す言葉もない。
だがこれが人間の業なら、尚更俺達が何とかしないとな……
そういや、その「業」の根元、マグマ団とアクア団はどうした?
今回唐突に日照りと大雨がまたぶり返したのは奴らが絡んでるのか?
「いや、それはない。奴らは解散したよ」
解散しただと?
俺と同じくこの騒ぎに駆けつけたダイゴが教えてくれた。
「少なくとも、紅色の珠も藍色の珠も、送り火山に返納されたそうだ」
送り火山に……あいつらが?
「そのようだ。マツブサとアオギリが二人して返しに来たのを、珠を守っていた老夫婦が立ち会っている」
そうか……じゃあとりあえず、今回の騒動は珠と無関係ってことか。
まあ一度目覚めてしまったのなら、もう関係ないということなんだろうけど……
さてどうしたものか。グラードンにもカイオーガにも罪はないが
このままでは各地で被害が出てしまう。
そうなる前に二人をどうにかしないと……レックウザ、何か方法はあるか?
「捕らえたらどうだ。かの二人をかしずかせたいのだろう?」
……まあ、嫌味を言われても仕方ない立場だが、今は……
「まあ待て。嫌味も込めたが、冗談で申したわけではない」
……と、言うと?
「かしずかせるにせよ、二人を再び眠りにつかせるにしても、一度捕らえる必要がある。そういうことだ」
なるほど……何をするにしても、被害を食い止めるためには一度捕まえないといけないわけか。
「さよう。ま、貴公ならばどうするかは見えているがな」
いちいち嫌味だなぁ……まあとにかく、行くしかないか。
で、今はどんな状況?
「大雨が126番水道で続いています。日照りは今のところ観測されていません」
そうか……ならまずは126番水道だな。
ダイゴ、すまないが日照りが来たときに供えて待機していてくれないか?
「了解した。充分気をつけてくれたまえ」
ああ。さて水道ってことはカイオーガか……ここはプラマイコンビに活躍して貰うか。
「え、ボク達なの? うわぁ、超古代ポケモンとバトルだって。ボク達凄いねぇ」
「ね、ね、ホント凄いよね!」
「……この者達で大丈夫なのか?」
形は小さいが、こいつらはやってくれるよ。俺の頼れる奴隷さ。
むろん君もな、レックウザ。君がいるから俺は安心できるよ。
「……我が力を貸すと本気で思っているのか? まだお主の奴隷になったわけではないぞ?」
判ってるさ。だけど助けてくれるだろ?
「……まだ期限内であるからな。それまでは多少は言うことを聞いてやろう」
なに、これから先も頼りにしてるさ。
「……かってにほざいてるが良い……」
くっくっくっ……なんかミュウツーの様子を見てから焦り始めてるな?
ま、夜あれだけ可愛いくなっちゃうところとかもミュウツーと……
「貴様! 下らぬ事をベラベラと……」
OKOK、そろそろいこうか。
レックウザはなんだかんだで心を開いてきた感じはしているが
もう一押しなんだよな……まだ壁がある感じだな。
まあ焦らずいこうか。
なにせこれからカイオーガとグラードンも……まあ、それは捕らえてからの話か。
レックウザもそうだが、奴隷にするかどうかは彼女達次第だからなぁ。
ともかく、まずはカイオーガだ。急ぐか。

大雨振りしきる中、俺達は怪しい箇所を発見した。
以前にはなかったと思われる、深い海底洞窟。
そこにはカイオーガがいると思われるが……それよりも先に、意外な人物が待ち受けていようとは……。
「あっ、あなた達何故ここに?!」
なっ、アクア団のイズミか!
お前こそどうして……アクア団は解散したんじゃなかったのか?
「あなた達にアクア団を潰されたけど、まだ私達の理想は潰えていなわ!」
にゃろ、カイオーガを捕らえてアクア団を再興させる気だな?
往生際の悪い……アオギリだって素直に悪事を悔いてんだから、大人しくしてろよ。
「うるさい! あなた達のせいで、私は目標を見失ったのよ……今更、生き方を変えられるわけ無いでしょ!」
なるほど、そーいう理由か。
なら……くっくっくっ、これからお前に「生き甲斐」をあたえてやろうじゃないか。
この俺様という、生き甲斐をなぁ
「……鬼畜め。誰があんたなんかに……」
ま、そのあたりは後でたっぷりな。ハルカ、ここは頼むぞ。
「りょうかぁい! ふふ、あなたにたあっぷり、ご主人様のすばらしさを教えてあげるわ。もう逃がさないカモ」
ハルカ変態モード全開だな……ともかく、この場をハルカに任せ、俺は奥へと向かった。
そして待っていたのは……今度こそカイオーガだ。
「……んん? あなただぁれぇ?」
……いや、ここはこうさ、もっと緊迫したシーンじゃないのか?
なんか「のんき」な奴だなおい。本当に、あのルネで見たカイオーガなのか?
「間違いない、彼女がカイオーガだ」
「あっ、レックウザちゃんだぁ。ひさしぶりぃ♪」
……なんかすげぇ肩すかし……
いやま、でもこれは……もしかして、話し合いで片が付くかも?
ともかく俺は、カイオーガと話し合いを試みてみた。
「あっ、そーなんだ。ゴメンねぇ、自分じゃどーにもならなくてぇ」
いや、そんなのんきに言われても……まあ、こればかりは仕方ないのか。
なあ、大雨は自分でコントロールはできないのか?
「自分じゃ無理なのぉ。誰かにやってもらわないとダメなんだぁ」
誰かに?
「そうだ。そもそも、あの珠が彼女達の力をコントロールしていたのだ」
ああ、つまりそれを解放してしまった今は、自分ではどうにも出来ないと。
だったら、あの珠をまた使えばコントロールできるのか?
「無理だ。もはやあの珠に、そんな力はない」
そうなのか……ああ、だからあのルネでの時、もはや力の無くなった珠ではどうにも出来なかったのか。
じゃあ他に力を制御できる方法はないのか?レックウザ
「だから言っているだろう。捕らえろ、と」
……どういう事だ?
「あの珠は、お主達の使うモンスターボールに似た性質があるのだ」
レックウザの説明では、太古の時代にカイオーガとグラードンの力を封じたあの珠には
モンスターボールと似た性質があるのだという。
むろん用途は異なるが……少なくとも、彼女達の力をある程度コントロールできるらしい。
そして当然捕らえる以上、そのまま「封印」も出来ると……
「さて、いかがする? いかようにするも、お主次第だぞ? カイオーガの意志とは無関係にな」
バカを言え。彼女の意志を無視する気はないぞ俺は。
「ならば、見逃せと言われれば見逃すか? 彼女を捕らえなければ、この大雨が収まることは無いのだぞ?」
意地の悪い言い回しをするな……しかしまあ、核心を突いているだけに迷う。
一度目覚めてしまったのを、また無理に眠らせるのは忍びない。
かといって、このまま見過ごすことももちろん出来ない。
となれば……誰かが彼女をモンスターボールで捕らえるしか方法がない。
そしてその誰かが……俺でいいのかどうか、か。
先ほどのイズミのように、彼女達を捕らえ悪用しようとする者も必ずいるだろう
そいつらのことを考えると、出来る限り早く俺が捕らえてしまった方が良い……が、
しかし俺が捕らえるということはつまり……奴隷にする、ということだ。
これに例外はない。例外を認めてしまっては、他の奴隷達に示しが付かないから。
もし例外があるとすれば……レックウザと同じように、猶予期間を与えることくらい。
むろんその猶予期間内は調教をするわけで……
だが1ヶ月を乗り切れば、自分のモンスターボールを所持したまま野生に戻って貰う。
これならば、とりあえず大雨の心配は無くなる……んだよな? レックウザ
「そうなるな。やはりお主は我と同じ条件を提示するか……どうする? カイオーガよ」
「んー……それでもいいけどぉ、でもぉ、まずは私を捕まえられるぅ?」
なるほど、バトルはする訳か
「当然だ。モンスターボールの力を借りるにしても、力なき者が我らを制御なぞ出来はせぬからな」
バトルでその力を示せって事か……OK、なら遠慮無く行くぜ!
「はーい、どっからでもかかってこーい!」
……やっばり力抜けるなぁなんか……まあいい、行け、マイナン!
「はぁい! ボッコボコにしてやんよ!」
いや、ボコボコにするには体格差がありすぎるから……まぁいい、まずは電磁波!
「うぅ、ビリビリいやぁ」
よし、まずは麻痺させることが出来た。
ここからだな……相性的には、プラマイコンビは優位に立てるはずだが
身体能力の差は大きいからな……特に体力の差は痛い
そこはちょこまかと逃げ廻させてどうにか回避しているが……全部をかわしきれるほど甘くはない。
傷ついたら交代し、薬で回復させ、を繰り返して二人でどうにかカイオーガを翻弄している。
体力もだいぶ減ってきた。何度もハイパーボールを投げるが……やはり抵抗力がハンパではない。
しかも……
「いたぁい……もう、寝ちゃう!」
く、やはりか……レックウザの時もそうだったが、ここで眠られるのはキツイ。
体力だけでなく、麻痺状態まで回復してしまうからな……また最初からだ。
厳しいが……二人とも、行けるか?
「大丈夫だよ。まだまだがんばれるよぉ」
「うん。私も大丈夫!」
よし、ここは凌いでくれよ。この調子なら行ける……
「……電磁波を浴びせたら退け。我が出る」
レックウザ?
「……不服か?」
いや、助かるよ。よし、神速で先手を取れ!
「心得た」
まさかレックウザが自ら申し出てくれるとは思わなかったが……
これでかなり有利な状況にもっていける。
「レックウザちゃんが手伝ったら勝てないよぉ」
「これも宿命だ、カイオーガ」
宿命か……そーいや前にもそんなこと言ってたな、レックウザ
その宿命ってのにどんな意味を彼女が持たせているのか謎のままなんだが……
結果として、カイオーガは俺に捕らえられることになった。
カイオーガ、そんなわけだから……1ヶ月は様子を見てくれ
「別にいいよ。レックウザちゃんもいるし、ずっといるよぉ」
「我は……判らぬぞ。止まるとはまだ決めておらぬからな」
「えぇ? でもさっきのレックウザちゃんはかなり本気だったじゃなぁい」
「あれは……やるからには、全力で挑む……それだけだ」
「そうかなぁ。レックウザちゃん、結構その子の事……」
「おい主、次行くぞ。グラードンも捕まえるのであろう?」
ほう……ようやく主と認めたか
「くっ……今の内だけだ!」
判った判った。ところでレックウザ……ありがとよ。助かったよ
「……我を捕らえた以上、負けは認めん。貴様だけでなく我のプライドもあるのだからな」
まったく、ツンデレとは可愛いじゃないの。次も期待してるよ
「……ふん」
プラマイもよくやったぞ。
「うん。よくやったよねぇ。危なかったけど」
「えー、大丈夫だよ。プラスルなら3回は戦闘不能になっても平気でしょ」
何の根拠があってその発言だよマイナン。
「だって、いつもみんなを相手に夜倒れてるじゃない」
まあ……な。そうか、あれがこんなところで役に立ってるのか。
「そうなのかなぁ……」
ま、体力はついてきたよな……おっと、そんなことより次だ次。

海底洞窟を出たところで、ダイゴから連絡があった。
日照りが116番道路で観測されたと。
俺達はハルカが捕らえたイズミも連れて、現地へと向かった。
そこには新たに出来たらしい洞窟。そして奥には……
「来たか……待ちかねていたぞ、勇者よ」
勇者ってガラじゃないがな……俺のことを知っていたのか?
「貴公のことは知らぬ。だが、レックウザとカイオーガを連れておれば、察しも付く」
あー、まぁそうだよな。
「久しいな、レックウザ。いや、先刻世話になったようだな……無様なところを見せてしまったな」
「気にするな。覚えてもいないことを謝罪する必要はない」
やはりルネでの一件は覚えていないのか?
「すまない……多大な迷惑を掛けたようだな」
いや、謝るのはこっちだ。俺達人間の都合でたたき起こされ暴走させられたんだからな。
「……なるほど、レックウザを素直に従わせるだけの事はあるということか」
「従ってはおらぬ」
「……相変わらずだな。だが宿命に逆らうつもりも無いようだな」
また宿命か……なんなんだ? 一体。
「……いずれ知るときが来るであろう。それよりも勇者よ、我を捕らえに来たのだろう?」
まあな……俺はこれまでの経緯と、これからの契約について話した。
「はっはっはっ。それならば同じ事。我を捕らえることが出来れば、生涯貴公に仕えよう」
いいのか?
「かまわん。我を奴隷なり「女」なり、したいのであれば好きにすれば良い」
豪快だな……言動を見る限り、どうも「勇敢」なポケモンのようだ。
「ただし、我を捕らえられればな。勇者よ、その力を我に示せ!」
よし……まずはマイナン頼むぞ。電磁波!
「ふっ、そのような小細工効かぬ!」
ちっ……そうかグラードンは地面タイプか。
目覚める前は火山にいたから、てっきり炎タイプだと思っていたが……
となれば、作戦を立て直さなければ。さてどうしたものか。ここはフライゴンか、それとも……
「迷うこともあるまい。出るぞ」
……OK、頼むよレックウザ。
小細工無しの真っ向勝負。かなりの消耗戦になってきたが……
「見事……心おきなく、貴公に仕えよう」
ふぅ、上手くいったか……よくやってくれた、レックウザ。
「ふん……」
ったく、ツンデレめ。まあなんにしても上手くいって良かった。
レックウザ自身の力もあるが、彼女が素直に俺の指示に従ってくれたおかげで流れをつかめたしな。
今回の事で、更にレックウザと解り合えたような気がする……
が、これを口にはしない方が良さそうだな。
口にしたら、絶対にひねくれたことを言い出すだろうし。
「なんだ貴様、ニヤニヤと……気味の悪い」
なんでもねーよ。さ、帰るか。これから夜が始まる。
カイオーガにグラードンも交えて……そうそう、お前もな、イズミ
「……」
どうだ? 目の前で見た俺様の活躍。惚れたろ?
「誰が……アンタなんかに……」
おやおや、ここにもツンデレがいたか。こりゃ、調教のしがいがあるな。
「ですよねー。ふふ、私も楽しみぃ」
「変態どもが……」
お前もその変態になるんだよ。それに悦びを見出せるような、な。
「……我らの主は、二重人格か?」
「知ったことか……だが、アレも奴なのだ。良くも悪くもな」
「へぇ……でもなんか、楽しそうかもね」
なんか伝説の超古代ポケモンが3人して色々言ってるが……今更ながら、凄い光景だな
ここにミュウツーや幻の翼やホウオウや……エンテイ達まで加わるのか。
凄いことになってきたな……自分の事ながら。
「でも、それがしっくり来ちゃうのがご主人様の凄いところですよね」
それに馴染むお前達も凄いがな……
さて、今夜は宴だ。むしろ本番はこれからかもなぁ

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Author:S-BOW

このブログは、管理人がポケモンをプレイしながら脳内でポケモンを擬人化し、更にエロ妄想を繰り広げた半プレイ日記です。
基本的に脳内妄想をあるがまま文章化しているため、読みづらい点が多々あることをご了承ください。
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