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E:炎の抜け道~ハジツゲタウン~流星の滝~煙突山

・タカマルのターン

『聞いたわよぉ、ツツジのジムまで会いに行ったんだって?』
ポケナビからハルカが連絡を入れてきたのは、再度キンセツシティへ戻ってからフエンタウンへ向かう途中だった
『すっかりあなたにメロメロじゃない。あんな良い娘、もう泣かせちゃダメだよ?』
言われるまでもないわい……で、お前はどーなんだよ
『ん? まあ……どうにか。とりあえず、トレーニングを続けるしかないかなぁて』
そうか……ジム戦はまだなのか?
『これから。もうちょっとトレーニングして自信を取り戻してから……かな』
まあ、お前の実力なら今からでも問題ないと思うが……納得いくまでトレーニングするのも良いか
『ええ……それじゃあまたね……あ、そうそう。次のジムリーダー、アスナも結構可愛いらしいよ。じゃあねー』
……とりあえず、ハルカは立ち直ってくれたようだから安心したが……
お前さっきツツジを泣かしたらとか言わなかったか? それで次のトレーナーの話を振るか?
「でも……ご主人様絶対手を出すでしょ?」
「うん、私も手を出すと思う」
ヌマクローにマッスグマ……言っておくが、俺はそんなに節操無しではないぞ?
こう……なんだ、色々「流れ」ってのがあってだなぁ……
「流れで手を出されちゃう側はたまったものじゃないわよねぇ?」
「そもそも、私達でハーレムをとか言っている段階で節操なんか無いんじゃ?」
ココドラ、マイナンまで……そんなに信用無いか?俺は
「え?信用はしてますよご主人様」
「私達、ご主人様のことは大好きですよ?」
「だけど、それとこれとは話は別っていうかぁ」
「むしろ節操無いのがご主人様の魅力?」
……言われたい放題だな。ったく……まあ、言われるだけのことはしてるからなぁ
とりあえず、だ。手を出すか出さないかはさておき、フエンタウンを目指さなければ。
山の麓、高台にある温泉町らしいな……温泉はちょっと楽しみだな
町へ行くには一度ロープウェイで煙突山の頂上まで登ってから徒歩で降りなければならないのが面倒だが。
まあ、ロープウェイがあるだけ……ん? そのロープウェイの入り口に、なんかいかにも怪しげな男達が……
「ここは今マグマ団の貸し切りだ!」
そうか、こいつらがマグマ団か……ちっ、厄介な事を。
「どうします?ご主人様……やっちゃいましょうか?」
「私達ならいつでもOKですよ!」
落ち着け、タッツー、アブソル……まあ、強行突破しても構わないが、この先には多くのマグマ団がいるみたいだからな
それにこいつらがここで何をしようとしているのか判らない以上、下手に騒ぎ立てるのは得策じゃないな
さて、どうしたものか……とりあえず探りを入れてみるか
なあ、何時になったら通してくれるんだ?
「知るか。リーダーが「アイツ」を目覚めさせるまでだ」
「ハジツゲから隕石を持ってくるまで、しばらく立ち入り禁止だ!」
アイツ? 隕石?
「うるさい! いいからとっとと失せろ!」
ちっ……まあいい。とりあえず……ハジツゲか。
他に情報がない以上、その町へ行って隕石とやらの事に探りを入れるしかないか
やれやれ……悪党退治は俺の専門分野じゃないはずなんだがなぁ
「それでもやっちゃうのがご主人様の魅力ですよ!」
……フォローのつもりか?マッスグマ
「えへへ、どうでしょう?」
調子の良い事を……まあいい、ハジツゲに急ごう

山の中を通る「炎の抜け道」を通り、ハジツゲタウンへ。
この町には、隕石の研究をしているソライシ博士がいるらしいんだが……
「ソライシ博士は、マグマ団の人達と一緒に流星の滝へ出かけてしまいましたが……」
ちっ、予想はしていたが出遅れてるな……しかたない、その滝へ急ぐか
長い道のりを急ぎ、流星の滝へとやって来たが……いたっ、マグマ団!
「ん? 誰だか知らないが我らマグマ団の邪魔をする気なら容赦はしないぜ?」
容赦? それはこっちの台詞だ。隕石を置いて失せな。
「バカか。俺達にたった一人で挑む気か?」
一人じゃあないさ。俺には頼もしい……ん?あいつらは……
「待て、マグマ団!世界をお前達の思い通りに出来るとは思うな!」
アクア団! そうか、対立しているとは聞いてたが……くそっ、タイミングの悪い。これは厄介なことになりそうだ
「ウヒョヒョ、アクア団までやって来たのかよ。だがいちいちお前達の相手をしているのは面倒だ。とっとと煙突山に行くか!」
ちっ、こっちに来やがった……くそっ、奴隷達に足止めさせようにも、人数が多すぎる……
「あう、ごめんなさいぃ……」
「逃げられてしまいました……」
……仕方ない。ったく、余計なことをしてくれる、アクア団。てめぇら出てくるんなら、挟み撃ちくらい考えろよ。そうだろ? アオギリ
「随分な言い様だな……まあいい。奴らマグマ団は我らアクア団の宿敵。貴様の出る幕ではない……皆の者、追うぞ!」
けっ、ゾロゾロとバカ集団が。宿敵ってんなら、もっと計画的に追い込めよな……おっと、忘れるところだった。あんた、大丈夫か?
「ええ、どうにか……でもマグマ団に騙されて、大切な隕石を奪われてしまった……」
その隕石だが、奴らは何の目的で持って行ったんだ?
「判りません。ただ、あの隕石には隠された力が眠っています。それを私は研究していたのですが……」
そうか……ま、ろくでもないことをやろうとしているのは間違いないな。俺達も煙突山に急ぐか……ったく、結局往復かよ面倒くせぇ

再びロープウェイ前。見張りのマグマ団はもういない。
まだ状況を飲み込めていないロープウェイの係員に頼み、俺も頂上へ。
そこでは……あちこちでマグマ団とアクア団が小競り合いを繰り広げている。
若干マグマ団の方に分があるようで、アクア団はまだマグマ団を止められない様子。
この隙に、俺がマグマ団を止めるしかないな!
「ウヒョヒョ!お前ここまで来たのか!だけど遅かったな。隕石はもうリーダーに渡した。そしてお前は通さねぇ!」
コイツ、滝にいたやつか……そのへんの雑魚とは違うようだが、ま、所詮俺達の敵じゃねぇ。タッツー!
「やっと出番だ、いっくよぉ!」
マグマ団ってぐらいだから、炎タイプのポケモンを使ってくると睨んだが……予想通り。
相性の良さもあり、やはり俺達の敵ではなかったな。
「リーダー早く!隕石のパワーをアイツに!」
俺に倒された幹部が叫ぶ。アイツ?そういや見張りの奴らも言っていたが……ここに何がいるっていうんだ?
「何者だ?貴様……どうやらアクア団ではないようだが」
何者でもいいだろ。どうせお前は俺達にぶちのめされるんだからな
「……そうか、最近アクア団の邪魔をする者が現れていると聞いていたが……お前か」
だとしたら? 宿敵より強い俺を前に、尻尾を巻いて逃げるってんなら道を譲るぞ?
「……ふん!我々マグマ団の邪魔もしようというのか。我らの理想も判らぬお前が!」
理想だぁ?……そうかお前らもか。アクア団が海なら、お前らはさしずめ陸を広げようってのか?
「その通り。生命は陸に上がり進化を続けてきた。大地こそが全てなのだ!」
独りよがりな……海だろうと陸だろうと、それぞれに生態系があるだろうが。
そのバランスを勝手に崩して良いことなんか、あるものか。
「やはり貴様では崇高な目的を理解できないようだな……まあいい、この隕石のパワーを送り込み、火山を噴火させ、アイツを目覚めさせれば我らの勝利だ!」
噴火だぁ?! にゃろ、馬鹿げたことを……ヌマクロー、このバカを止めろ!
「我らの邪魔をするな!」
炎タイプのポケモンを出すかと思ったが、グラエナか。まあ、ヌマクローなら問題ない。
楽勝とは言い難いがグラエナを倒し、続いて繰り出されたズバットも、そして相性の良いバクーダも撃破した。これで相手は弾切れのようだ。
「このマツブサともあろう者が油断したか……」
慢心とも言うな。お前らに世界を変える権限なんかねぇって事だよ
「まあいい……この場は諦めよう。だがマグマ団の活動がこれで終わったわけではないのだよ!」
待てコラ……くそ、どうして悪党ってのは逃げ足だけは速いんだ……
「これで奴らの破壊活動を防ぐことが出来たな」
同じようなことをしでかそうとしている奴が言う台詞じゃないな、アオギリ
「……我々は引き続きマグマ団の監視を続けよう。お前とはまたどこかで会う事になりそうだな」
お前らがつまんねぇ事をしなけりゃ、会わねーよ
「……ではさらばだ」
行ったか……
「あいつらを捕まえなくても良いの?」
あれだけの人数だからな……分が悪すぎる。まだ今のところ決定的な悪さをしているわけでもないしな
やれやれ……しかしなんなんだ? この隕石に何らかのエネルギーがあるのは確かなようだが
アイツを目覚めさせる……とか言っていたな。ここになにが眠っているんだ?
……考えても始まらないな。とりあえず、ここからフエンタウンまではすぐか。
ああしかし……この隕石をあの博士の元へ先に届けてやった方が良さそうだな。あー、面倒くせえなぁ
「それでもちゃんと行くあたり、ご主人様って律儀だよね」
つか、損な性格なだけだよ、タッツー

「ああ、わざわざありがとう!」
再びハジツゲタウン。ソライシ博士に隕石を手渡した。
しかし博士が研究中のパワーとやらを、なんでマグマ団は利用できたんだ?
「おそらくですが、パワーの正体について理解していたわけではなく、単純に大きな力を火山に流し込むことで噴火が起きると思っていたのでしょう」
なるほどね……ってことは、もしかして噴火も酷い話だが、それどころの騒ぎでは無くなっていた可能性も?
「ええ、ありましたね。むろんその逆……何も起きなかった可能性もあったと思いますが」
なんて行き当たりばったりな……思想が先行して思考が追いついてないな、あいつら。
あーいう連中は本当に危険だぞ……アクア団の連中もそうだが、ロケット団やシャドーの連中より厄介だ。
ふぅ……結局、厄介ごとに首を突っ込むことになったなぁ……
ああそういえば、その厄介ごとを最初に持ち込んできたアズサの妹は、確かこの近くに住んでいるんだっけな
さっきは急いでいたから通り過ぎたが……一言文句も言っておかないとな

「あなたがタカマルさん?初めまして、アズサの妹、マユミです。姉からお話は伺っています。あの、中散らかってますが……どうぞ」
ほお……さすがアズサの妹。姉にも負けぬ知的美人じゃないか
「え? あははは、そうやって姉も口説いたんですか?」
口説いたんじゃないよ、事実をのべたまでさ。
「またまたぁ……ふふ、姉が「気をつけろ」って言ってましたけど……なるほどねぇ」
気をつけろって、失礼な……こっちは君が言ってきたマグマ団とアクア団の連中と、早速一悶着してきたばかりだってのに?
「え? あっ……本当にあいつらと?」
正直、その気はなかったんだがね……俺はかいつまんで、マユミにこれまでの経緯を語った。
「そうだったんですか……あの、マグマ団が言っていた「アイツ」は、たぶんグラードンのことだと思います」
グラードン?確か……この地方に伝わる、伝説のポケモン?
「はい。大地を作ったとされるポケモンです。伝説では、あの煙突山に眠っていると……」
なるほど……それで目覚めさせて陸地を増やそうって腹づもりか……その伝説にはどれほどの信憑性が?
「それはなんとも……なにしろ伝説ですから」
だよな……そんな状況で、噴火を引き起こそうとか……アホか。
そういや、確か同じような伝説のポケモンもいたな?
「ええ、海を作ったとされるカイオーガですね。たぶんアクア団はそちらのポケモンを目覚めさせようとするかも」
……読めたぞ。あいつら、潜水艇のパーツを盗もうとしていたのは、そのカイオーガが眠る場所を探すためだな?
まったく……こりゃもうほっとけないない。
「すみません……姉に話した時はここまで大事になるとは思ってもいなかったので……」
まあ、そこを君が気にする必要は……いや、そうだな。君にはこの責任を取って欲しいな
「責任……ですか?」
そ、責任。俺はずいっと、マユミに近づいた
「あっ、あの……私、その、そーいうのは……」
君のお姉さんを惚れさせた男。科学者として、好奇心が沸かない?
「そっ、それはこれとはまた、その……」
資料の山に埋もれるには、君はもったいないよ……もっと自分の魅力に気付かなきゃ
「だって、私はそんな……んっ!」
言葉の割に、抵抗はないね。
「だっていきなりキスなんか……」
だったら、ここで止めちゃう?
「……姉の言うとおりですね。あなたは、ずるい人です……」
ずるい、か。そうかもね。
俺は再び唇を近づける。マユミは瞳を閉じて、俺を受け入れた。

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