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E:キンセツシティ~シダケタウン

・タカマルのターン

ハルカのことで後ろ髪引かれる思いだが……キンセツシティへとやって来た。
ここにはジムがあるはず。早速3つめのバッチを……ん? 入り口に誰かいるな
「おじさんお願いだから! 自分がどれくらい強くなったかこのジムで確かめてみたいんだ!」
「いきなりジム戦は無理しすぎじゃないか?」
「無理なんかしてません! ボクとラルトスが力を合わせれば誰にだって勝てるんです!」
ああ……あの子は確かミツル君……だったか。
そーいやこの街の近くへ引っ越してきたんだっけ。
「あっ、タカマルさん! ボク、あれから強くなったんだ。それをおじさんにも判って貰いたいんです」
おじさん? ああ、この人がミツル君を預かった伯父なのか
その伯父は俺が誰なのか判らないまま、とりあえず会釈をしてきた。俺もそれにならい頭を下げる。
「お願いですタカマルさん。タカマルさんからもおじさんを説得してください!」
説得といわれてもな……正直、俺は君のおじさんに賛成だ。
強くなったのは事実だろうが、まだラルトスしか持ってないようだし……それで勝てるほどジム戦は甘くないぞ?
……って、納得できないって顔だな。よし、ならまず俺とバトルしてみるか?
「タカマルさんとですか?」
ちょうど俺もラルトスがど……仲間にいるからな。ラルトス同士でやってみるか?
「はい、お願いします!」
よーし……じゃ、ちょっと遊んでやれラルトス
「はぁい……遊ぶって、何で?」
いやバトルだ……遊ぶってのは比喩だよ。力の差を見せてやれってこと。
「んー、バトルすれば良いんだね?」
だからそうだよ……ったく、格の違いを見せるどころか、これじゃ少年に舐められちまうな
……って心配は、ないか。脳天気なラルトスでも、しっかり実力は身につけさせてきた。その結果がキッチリ表れた。
「……ボクの負けです」
ま、当然だ。いいか?ミツル君。ポケモンバトルは単純なモンじゃない。
例えば、相手が悪タイプのポケモンだったら、エスパータイプのラルトスではかなり不利だ。
それをカバーする為にはどうすれば良いか……ちゃんと考えてるか?
そういう相性だとか、他にも色々バトルする上で覚えたりしなきゃいけないことがたくさんある。
それにラルトスもちゃんと育てないといけないし、トレーナーは色々大変なんだぞ?
「……はい」
ま、筋は良いからなぁ君は。焦らないで、ラルトスと一緒にミツル君もいっぱい勉強して強くなればいい。
ジムに挑戦するのはそれからでも遅くないだろ。
「そうだよ、そんなにしょげることもないさ。元気になったんだから、これからもっと強くなれるよ」
「はい……おじさんごめんなさい。タカマルさん、ありがとうございました」
二人はそろって帰って行った……しかしなんだ、確かに筋は良いからなぁ……こりゃ、思ったより早く化けるかもな
「化けるって……あの子、進化するの?」
しねーよ……むしろお前がそろそろ進化する頃だな。
もしかしたら、お前がキルリアになってサーナイトになった頃には、ミツル君のラルトスの方が強くなってるかもしらんぞ?
「そんなこと無いよ……私とご主人様は無敵だから」
ピットリと寄り添いながらラルトスは宣言した。お前も随分と可愛らしくなってきたな……よしよし
「えへへ」
さて……ミツル君には悪いが、俺はキッチリジム戦を……
「いやぁ、今の勝負見てたよぉ。少年相手でもちゃんと本気で応えるバトル!素晴らしかったぁ」
ぬおっ!……ニシエダのオッサンか。どっから沸いて出た。
「いや悪い悪い。ちょうどバトルが始まったところだったから、ずっと隠れてみてたんだよぉ」
趣味悪いな
「そう言わないでよ。それじゃ、流石にジム戦まで邪魔出来ないからこれで。頑張ってくれたまえ、応援してるよ」
……行ったか。ったく、神出鬼没ってのは、あのオッサンの為にある言葉だな。
さて……気を取り直してジム戦いってみますか

「わっはははは、来たかカントーチャンプ。待っておったよ」
豪快な爺さんだな。ついでに、俺のことも知っているようだな
「当然じゃ。お前さんとなら、シビれるようなバトルが出来そうじゃからな」
嬉しいことを言ってくれるね……その期待に応えてやりますか。
ヌマクロー、出番だ。
「おっけー!」
キンセツジムのリーダーテッセンは電気タイプの使い手だ。
電気タイプへ対抗するのに、ヌマクローはかなり有利。
水タイプとしては苦手な電気タイプだが、ヌマクローは同時に地面タイプでもあり、電気系の技は受け付けない。
そして電気タイプの弱点にもなる地面タイプの技、マッドショットが使える点で、ヌマクローには分がありすぎる。
しかしそれはテッセンも重々承知しているわけで……電光石火や、場合によっては自爆も織り交ぜて攻撃してくる。
それでもやはり相性の差は埋めることは出来ず、悪いが楽勝だった。
とはいえ……いや、これはなかなかシビれるバトルだったな
特にルールを定めたわけではないが……
もしこっちがヌマクロー一人だけという変則ルールだったら、かなりスリルのあるバトルだった
それだけ、ヌマクローは電光石火と自爆で追い込まれていたよ
「わっはははは、いやいや、流石。完敗じゃったよ」
爺さんも流石ジムリーダーだな。面白かったよ。今度はジム戦じゃない、本気のバトルを願いたいもんだ
「おお、また来てくれ」
俺はジムを後にし……そうだな、一度ミツル君の家へ顔を出しに行ってくるか
シダケタウンはすぐそこだからな。俺は少し寄り道をすることを決めた。

シダケタウンに向かう途中の117番道路。ここでは新たな奴隷が加わった。
「あの……酷いことは、しないでくださいね……」
ロゼリアだ。「大人しい」性格は、愛らしさに一層磨きをかけている。
草タイプはこちらに来てから二人目か。これでちょっとはジュプトルの負担を減らせるかな
「その代わり、ご主人様の側にいる時間が減るのは……寂しいです」
相変わらず可愛いことを言ってくれる。
寂しがり屋だからというのもあるんだろうが、日に日にジュプトルの調教は進んでいくなぁ。愛い奴よのぉ。
「なんか言ってることが時代劇のエロジジイみたいだね」
……マッスグマに進化してから、更にストレートな発言が多くなったなお前は。
まぁさておき……シダケタウンについた。ミツル君を訪ねてみたが……
「ボク、頑張ってタカマルさんみたいに強いトレーナーになります!」
立ち直り早いなぁ……いいなぁ、若いって。
「だから発言がいちいち……」
うっさい、黙っとれ。
ともかく……この町には他にこれといった用事はないから引き返すか……と思ったが
そーいや、ここって工事が中断していたカナシダトンネルがあったんだっけ。
なんでも、ミツル君が世話になっている伯父夫婦の娘さん……ややこしいな。
まぁともかく、そのお嬢さんの恋人とやらが、彼女会いたさに一人素手で穴を掘り続けているとか……
一見、素敵な話にも聞こえるが……無謀すぎるだろ
実際にはどれくらいまで進んでいるんだろうか……なんとなく見に行ってみた
「試しに「岩砕き」でもしてよっと」
思っていたよりは掘り進んでいるようなので、マッスグマが軽い気持ちで試してみたら……
「あっ……」
開いたよ……かなり薄くなってたんだな。これでトンネル開通?
恋人とやらは空手家のようだが……それにしたってよくやるなぁ。
待っていたミツル君の従姉妹と会えて嬉しそうだ。
俺は俺で……そうか、ここが開通したとなると、カナズミシティへ行けるのか。
そうだな……荷物を届けた報告はポケナビですませたが、直接デボン社へ挨拶くらいはしに行くか。
「本当は、ツツジさんに会いたいのでしょう? 私達に気を遣う必要はありませんよ」
……すまんな、ワカシャモ。まあ、ポケナビで連絡は取り合ってるが会えるなら会いたいからなぁ
では早速、会いに行きますか……

「タカマルさん!」
突然の訪問に驚いたツツジは俺に走り寄り……抱きついてきた。
ちょっ……いや、嬉しいけど、ジム生達が見てるよ……
「あっ! あの……すっ、すみませんでした……」
いや、俺は良いんだが……変な噂が立たないと良いけど……ジム生達を見渡す限り、それを期待するのは難しそうだ
「私のことは気になさらないで……どんな噂が立っても、私は私の見てきたタカマルさんを信じると決めましたから」
君みたいな真面目な娘に熱愛されるのは本当に嬉しいけど……まあ、君の立場が危うくならないよう気をつけないとな
「タカマルさんがこちらでもチャンピオンになれば、悪い噂も吹き飛びますよ」
だといいけどね……ま、それなら君のためにも必ずチャンピオンになるよ
「はい……あの、良かったら今夜は……その……」
君が良ければ、泊めて貰えるかな?
「はい……」
それじゃあ、夜までの間ちょっとデボン社の方にも顔を出してくるよ。君もまだジムの仕事があるみたいだしね。
「はい、行ってらっしゃいませ」
んー、ああいう娘は良い奥さんになれるだろうなぁ
「カントーに沢山の女性を待たせてる人は、良い旦那にはなれそうにないけどねぇ」
なんかやけに今日は突っかかるな、マッスグマ……そんなにお仕置きして欲しいのか?
「そんなつもりじゃないけど……」
……今夜は無理だが、後でたっぷりな。
「うん……ごめんなさい」
よしよし……まあ確かに、良い旦那にはなれないだろうなぁ……だがせめて、良い主人でありたいものだ。

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