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E:カイナシティ~110番道路

・タカマルのターン

ハギ船長の船に乗り、ようやくカイナシティへたどり着いた。
この街にはジムはないが、頼まれた荷物をクスノキ造船所ってところに届けないと。
「すみません、今館長は留守なんですよ。海の科学博物館にいると思いますので、届けて貰えますか?」
面倒な……ま、頼まれた以上直接手渡した方が無難だし仕方ないか。
早速博物館へと足を運んだが……なっ、なんだ?
館内はアクア団の連中でいっぱいだぞ……感づかれたか?
……どうやら、俺の事には気付いていないというか、俺がパーツを託されていることも知らないようだな。
だったらなんでこんな大勢で……このまま引き返すか?
いや……それも危険か。とりあえず、2階に上がって館長とやらに会った方が良さそうだな
「はい、私が館長のクスノキだが……おお、それはツワブキさんに頼んでおいたパーツだね! いやー、どうもご苦労さん」
それは良いんだが……クスノキさん、実はこのパーツを狙ってアクア団が……
「へへへ、そのパーツ俺達が頂くぜ」
やはり来たか……アクア団。ったく、今度は堂々と公共施設で強奪か。
「そのパーツをリーダーが欲しがっているんだ。大人しく渡せ!」
けっ、欲しけりゃ力ずくで奪ってみな。ジュプトル、頼むぞ!
「はい、がんばります」
下っ端二人が繰り出すポケモンはキバニアにポチエナ。ま、一段階進化した彼女の敵じゃないな。
「くそー、このままじゃリーダーに怒られる……」
怒られるって……ったく、ガキの言い分かよ
「パーツを奪うのにいつまで掛かっているんだ」
ん? 下っ端の後方から現れたのは……どうやら親玉か。
ちっ……下にいた連中は下っ端ばかりだと思っていたが……油断した。
ま、下っ端が下っ端だからな。頭もたいしたことないだろ。なぁ? あったま悪そうな作戦ばかりだったよな?
「……貴様か、我々の邪魔ばかりしていると報告のあったトレーナーは。マグマ団の仲間ではなさそうだが……なぜ邪魔をする?」
邪魔? 人の物を強奪しようって悪党から一般市民を救うのを邪魔っていうのか最近は。
「……私は海を愛するアクア団のリーダー、アオギリだ。我々は母なる海の面積を広めようと日夜努力している」
海を広げる?
「そうだ。全ての命は、海から生まれた。その愛すべき海を増やすことこそが平和へと繋がる一歩なのだ」
けっ、強奪犯のフタを開けてみりゃカルト教団だったか。
強奪まで働いて平和だぁ? 寝ぼけたことぬかしてくれるじゃないか
「まだ若い君に、我々の理想はまだ理解出来ないようだな……」
理想ってのは押しつけるもんじゃねぇからな。ましてや誰かを傷つけてまで成しえようとする理想なんざ、理解したくもないね。
で、どうするよリーダーさん。このパーツを奪ってみるか?
「たいした自信だな。私に勝てるとでも? 勝ったところで、下には私の部下がまだ沢山いるんだぞ?」
いっとくが……こんなところで騒ぎを起こして、何事もなく立ち去れるかな?
無計画に強奪出来るほど、甘くはないぜ教祖さんよ
「……いいだろう、今日の所は引き上げよう。だが今後我々の邪魔をするというなら、ただではすまんぞ。それだけは覚えておけ」
けっ……捨て台詞は三下並みだな
「いやぁ、危ないところだった。助かりましたよ」
館長、このパーツはとっとと潜水艇に組み込んだ方が良いぞ。じゃないと、また狙われるぞ。
「ああ、そうしよう。幸い、既に潜水艇はこのパーツを組み込むだけですぐに稼働できる状態だ。早速造船所に戻るか……では失礼するよ」
ふぅ……ま、これで一安心だな。
ったく……厄介な連中だな、あのアクア団ってのは……
そういや、あいつらといがみ合ってる連中もいるんだっけ……マグマ団か
こりゃ……おそらく似たり寄ったりな連中なんだろうな。まったく……面倒な
「でも……ご主人様は強いですから、大丈夫ですよ」
ん……俺だけじゃなくて、お前達もな。頼りにしてっからな、ジュプトル
「はい……がんばります」
さてと……ここに用はもう無いな。引き上げるか
アクア団の連中がいなくなって静かになった博物館を出たところで……ん? アイツは……
「おや? なにか騒ぎになってると思ってきてみたら……君とはどこかで会いましたね」
グラサンのオッサン……ああ、こいつ確か……
「寂しい人……」
ジュプトル……
「寂しそうに見えますか?私」
いや、こっちの話だ。気にしないでくれ
「そうですか……ああ、思い出しました。あなた確かトウカシティであったトレーナー。あの時は確か連れていたのはキモリ……おお、もう進化しましたか」
よく覚えてるな……名前も知らない俺のことを
「おっと、そういえば自己紹介もまだでしたね。私はニシエダ。訳あって強いトレーナーを探しながら旅をしています」
ふぅん……俺はタカマル。ま、あんたの目に止まるようなトレーナーかどうかはわからねぇけどな
「タカマル……ああ、もしかしてカントーチャンピオンのタカマル! ホウエンに来ているとは聞いてましたが……おお、あなたでしたか」
ん、俺の話は知っているのか。
「当然ですよ。いやぁ、これも何かの縁。是非ポケナビに登録を……おお、ありがとうございます」
で……強いトレーナーを探してどうしてんだ?
「それは……そうですね、あなたがリーグ二冠を達成したら、お教えしますよ」
もったいつけるね……ま、興味もないがな
「そんなぁ……ちょっとは興味持ってくださいよ」
ま、それもリーグを制覇したらな
「そうですね……では私は他にも強いトレーナーを探さなければならないので、これで」
……なんか色々、騒がしい一日だったな今日は。
さてと、今日はこの街で一泊するか。ちゃんとご褒美もやらないとな?
「あっ……はい」
うんうん、頬を赤らめて可愛いじゃないか。調教も馴染んできて、それが「褒美」になってきたからな……良い感じだ。
奴隷も増えてきたからなぁ……ちゃんと夜は計画立ててやらないとなぁ
「お願いしますよご主人様……ボク、ご主人様みたいにテクニックも体力もありませんからぁ」
脳天気なお前でも、そろそろ根を上げ始めたかプラスル。
だが、むしろ体力やテクを身につけるためにももうちょっと頑張れ。いいだろ、なんにしても気持ちいいんだから
「ですよね!」
……やはり根底は脳天気だな、お前。

次の街はキンセツシティか。
キンセツまでの道の間にはサイクリングロードも通っているが、そういえばまだこっちで自転車を手に入れてないな
カントーから持ってくれば良かったな……まあいいか
ここではマイナンが出没するらしいし、ここは是非新たな奴隷を確保したいところだな
ようやく、お前の「相方」が見つかるかもしれんぞ、プラスル
「ご主人様、プラスルちゃんの相方はやっぱり♀ですよね?」
まあ、どうせ奴隷にするなら♀の方が良いから、相方とか関係なく♀が良いんだが……なんかあんのか?ジグザグマ
「だって、プラスルちゃんが♂で「プラス」なら、相方は♀で「マイナス」でしょ?入れる方と入れられる方で」
……無邪気に下ネタかよ
さておき……おっ、早速出てきたな。よしプラスル、突っ込め!
「……ご主人様まで下ネタですか?」
ちげーよ! いいから行ってこい!
同属性だからうっかりってことも少ないだろうし、何よりプラスルとマイナンは元々相性の良い種族同士。
自分の相方くらい自分でゲットさせないとな。まぁ最終的に捕まえるのは俺なんだが。
「この子可愛い! この子の相方になるんなら、奴隷でも何でもいいよ!」
ほう……えらい好かれてるなプラスル。
「あはは……何ででしょうね?」
くくっ、さぁなんでだろうな……そーいやコイツ、他の奴隷達からも可愛がられてるわりに、自覚はあまりないんだよな
脳天気だからか? まあそんなコイツには、「やんちゃ」な相方がちょうど良いかもな。
こりゃ、久しぶりの奴隷夫婦誕生か?
「「ふうふ」っていうより、「めおと」って言って欲しいわぁ。相方同士なら」
随分積極的だな。ま、その調子でバトルも調教も頼むよ。
「ふぅん、タカマルはマイナンも仲間にしたんだね」
ん?ああ、ハルカか。もうジム戦はすませたのか?
「これからよ。私もトレーニングがてら雷ポケモンを仲間にしようと思ってね」
ほう……で、そいつが彼って訳か
「ええ。紹介するわ、私の仲間、ラクライよ」
「お初にお目にかかります。ハルカの従者、ラクライと申します」
「だから従者っていうのはやめようよぉ」
へぇ、なんか「真面目」な奴だな。しかも♂か。御三家以来じゃないか
「そーなんだよぉ、だからハルカ新しいチ……」
「ジュプトル!」
ははは、相変わらずだな。つか、進化してたのか
「ええ、みんな進化したわよ……さて、ジム戦前にどう?」
OK、こっちもみんな進化したからちょうど良いか。よし、行くぞ!
「今度は負けないんだから!」
そううまくいくかな? さて、俺は……ワカシャモ、頼むぞ!
「はぁい……あら、お久しぶりです。お元気でした?」
「ええ。そちらもお変わりないようで」
「ちょっと……二人してなにしてるのよ。バトル中よ?」
ははは……ハルカもワカシャモか。しかも、二人とも穏やかな性格だったなそういえば。
ほれ、挨拶はいいからバトルするぞ
「はぁい……では、参ります」
「望むところです。いざ!」
同じ種族で同じ性格だからか、実力差はほとんど無いか……これはトレーナーとしての力を試されてるな。
交代させても良いが、させれば相手はそれを見てから有利な方へ交代させるだろうし……
俺は長期戦を覚悟し、鳴き声で相手の攻撃を下げさせ、二度蹴りで削らせていく。
ハルカは下げられた攻撃力を挽回するためか、気合い貯めで勝負に出た……こうなると一発が怖いな
ここは……蓄積ダメージを減らすためにも更に攻撃力を下げさせるか。
ハルカはとにかく手数が欲しいのか、攻撃を優先してきたが……
「うそぉ、もう少しだったのにぃ」
あぶねぇ……急所に貰ったものの、どうにか耐えたこちらがまず一勝を得た。
こうなると後は相性合戦。手数の少ないハルカが不利。
結果は……
「また負けた……」
うなだれるハルカ。いや正直、今回は危なかった。よくやったよワカシャモ
「えへへ……ご主人様のために頑張りましたぁ」
よしよし、今日はたっぷりご褒美やるからな
「やったぁ!」
「……やっぱり、私のやり方じゃタカマルには勝てないのかな……私、みんなとの接し方、間違ってるのかな」
いや、それは関係ないぞ。強いて言うなら場数の違いだ。
むしろ……そんなことを言ったら、お前のために戦っているお前の仲間達に申し訳ないだろ?
「そうですよ。ボク達はハルカが仲間だからがんばれるんです」
「ワカシャモ……うん、ごめんね……」
……ハルカはなにか考えがあって俺に挑んでいるようだが……うーむ、なんか思い詰めてるなぁ
なあ、俺もお前も、同じ性癖を持つ者同士。同じようにポケモン達を愛してる訳だからさ……
そりゃ、「奴隷」と「仲間」じゃ意識はだいぶ違うだろうが、根底は同じだろ。
お前の接し方が間違ってるなら、俺も同じだ。差は……悪いが、トレーナーとしての腕だよ。
こういっちゃなんだが、こっちはカントーリーグチャンピオンだぜ?
リーグ初挑戦中のハルカとは、そりゃ差があって当然だろ
「……私ね、あなたの噂を聞いたとき、嬉しかったのと同時に……悔しかったの」
ん?
「嫉妬……も、あったんだろうけど……ポケモン達を無理矢理従わせるやり方が、許せなかったの」
無理矢理?おいおい、そんな事は……
「してないわよね。それは判ってる。何度もバトルして、よく判ったわ」
そーいや言ってたな……ポケモンと「奴隷」の絆を作るより、「愛」の絆を育んだ方が強い……それを証明したいとか
「ええ……でも証明する以前に、元からタカマルは彼女達と愛の絆を育んでいた……」
まあ……そう正面から言われると照れるがな……
ただなんだ……まったく無理矢理ではないと、言い切れないところもあるけどよ。
結局は調教から入るからな……無理矢理って言われても否定はできんか
「……それでも、みんなあなたのことを愛してる。なんでなのか……それが判らない」
こればっかりは……なぁ。
たださ、お前の仲間達もお前のことを愛してるだろ?
同姓の仲間達は、直接バトルをしたことがないからよくわからんが、少なくとも御三家の三人は、お前に惚れてるだろ
「そりゃ当然。なんせ毎晩愛し合ってるからなぁ」
「ちょっ、だからジュプトル……」
「んー……まあ夜のことはいいとして、ボク達はハルカのこと大好きだよ?」
「……ありがとう、みんな」
色々、考えがあるんだろうが……まずは仲間達を信じてやれよ。
「うん……ごめんタカマル、先に、行っててくれないかな」
……判った。じゃ、またな
「うん……」
……あんなに思い詰めるタイプだとは思わなかったな。
元気を取り戻してくれれば良いが……原因が俺だからなぁ……
変態的な性癖故に、悩みも多くなるな俺達は……立ち直ってくれると信じてるぞ、ハルカ

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Author:S-BOW

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基本的に脳内妄想をあるがまま文章化しているため、読みづらい点が多々あることをご了承ください。
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