奴隷ハーレム妄想でエロポケモン

バッチを８個集め、ポケモンリーグへの挑戦権を得た。
これからチャンピオンロードを通り、会場となるセキエイ高原へ向かうわけだけど……
ここでリーグに挑戦する６人を選抜して、チャンピオンロードをトレーニング込みで突破する事に。
その面子は……
カメックス，フシギバナ，ウインディ，サンダース，ドードリオ。そして……ラプラス
「えっ？ 私もですか？」
ご主人様がラプラスを手配してくれたのは、もちろんラプラスの母親のこともあるんだけど
もう一つの理由は、ドラゴン使いの四天王ワタルに対する準備。
ドラゴンタイプの弱点は氷。ラプラスはドラゴンタイプへの秘密兵器ってところね
「そんな大役を……わぁ、私って凄いですね！」
陽気な彼女は気負うことなく張り切ってくれている。これなら本番も大丈夫そうね。
今回のスタメンはご主人様が任せてくれた仲間達だけの構成になった。
それだけ、ご主人様がバランスの取れた編成を考えてくれたって事なのよね……
全てが私の実力ではないけれど、私はご主人様の奴隷だから……むしろご主人様のオーダーを忠実にこなせる事を誇りに思わないと。
「それもそうだけど……間違いなく、ここまで来られたのはあなたの実力よ」
「そうそう。初めの頃に比べれば、指示も的確になってきたし、安心して私達が戦えるようになったのはリーフの実力だって」
ありがとう……サンダース、ウインディ。
「でも、勝負はこれからですからね。さ、気合い入れてチャンピオンロードを通ってしまいましょう」
「長期戦ですから、体力だけでなく技の消費にも気をつけないといけませんね」
そうね、カメックス、フジキバナ。冷静に慎重に、この長い道のりを乗り越えましょう。
「でもさ、結局はなるようにしかならないし、気軽に行かない？」
……ドードリオ、ここまで盛り上げた雰囲気をあなたは……

チャンピオンロードはご主人様が通ったときと同じく、リーグに敗れた、あるいは挑戦前に力不足を感じた挑戦者が多数待ちかまえている。
「なんか落ち武者っていうか、亡霊みたいな存在？」
ドードリオ、もうちょっと言葉を選びなさいよ……
まあともかく、この人達を倒して勝ち進めないようでは、チャンピオンへの道は遠いってことね。
実際、チャンピオンロード自体は他の洞窟とさして変わらない長さなんだけど
待ち伏せているトレーナー達を倒しながらだと、これほど長く感じる道はないわね。
とにかく他と比べてトレーナーの数が多いし……そもそも仕掛けが面倒だし……
「愚痴っぽくなってきたわねぇ」
うう、覚悟はしてたんだけどね……これだけ挑戦権は得てもチャンピオンになれないって人が多いとは。
これはドードリオじゃないけど、この亡霊達の仲間入りみたいな事にならないようにしないとね……

ふぅ……無事突破できたわ
でも本番はこれから……セキエイ高原、ポケモンリーグの会場……いよいよね。
まずは四天王戦……うーん、最初の相手はちょっとやりづらいのよね……
「あら、なにか後ろめたいことでも？」
う、やっぱり怒ってるわよね……カンナさん
ご主人様に好意を持った女性達とは親しくさせて貰ってるけど、カンナさんだけは別というか……
なにせカンナさんの故郷でポケモンの乱獲をしていたロケット団の残党には……私も関係していたわけで……
だから私は５の島にある倉庫にいて、そこへご主人様が乗り込んでくることになって……
私にとっては、この一連の騒動で奴隷になることが出来たのだから、とても喜ばしい事件だったけど……
「リーグ戦に私情を挟むつもりはないわ。全力で来なさい」
……そうね、今はご主人様の命令を遂行するためにも、仲間達のためにも、バトルに集中しないと。
サンダース、お願い！
「任せて」
カンナさんは氷タイプのポケモンや技を使う。
氷だけなら炎タイプが有利だけど、水タイプも兼ね備えているポケモンが多いから、ここは雷タイプのサンダースを投入した。
素早いサンダースは先手も取れ、弱点を突ける有利もを生かすために
彼女が覚えていた雷より威力は落ちるが命中しやすい１０万ボルトをあらかじめ覚えて貰って、それを活用するよう指示を出す。
この作戦は見事に決まり、カンナさんにサンダースのみで勝てた……勝てたけど……
あの、カンナさん……あの時は……ゴメンナサイ。あの頃の私は……
「もういいわ……ま、怒ってなかったと言えば嘘になるけど……今のあなたを責めるつもりはないから」
カンナさん……
「戦ってみて判ったわ。今のあなたはロケット団じゃない。立派なトレーナーよ。もうロケット団だった頃のあなたじゃないわ」
……ありがとうございます、カンナさん
「礼を言う必要なんか無いから……それに、あなたの戦いはこれからよ。私に勝てたくらいで、四天王を舐めないでね？」
ええ、むしろカンナさんと戦え敵が引き締まりました。
「その調子。じゃ、頑張ってね。あなたがチャンピオンになって降りてくるのを待ってるから」
ハイ！ では行ってきます！
良かった……カンナさんと和解できて。
「良かったわね……これでもう、残すはチャンピオンになることだけね」
そうね……このまま一気に駆け上がってやる！
「おっと、そう簡単に行けると思うなよ……このシバが、お前の快進撃を止めて見せよう」
今の私を止められるかしら？ カメックス、ＧＯ！
「ＯＫ、この勢いをそのまま「波乗り」しましょうか」
上手いことを言うわね……
シバは格闘ポケモン使いだけど、先発はイワーク。それにあわせてこちらの先発は水タイプのカメックス。
彼女が言うとおり波乗りでイワークを押し切って、出てきたエビワラーに合わせてこちらはドードリオに切り替え。
この二人を上手く交代させ、シバを撃退。私の勢いは止まらないわ！
「若い者は調子に乗りやすいのぉ……どれ、ちょいと灸を据えてやるか」
年を取るとお節介になるのね……さて、このキクコさんが一つの山場かな……
キクコさんはゴーストタイプのポケモンを出してくるんだけど、その弱点を突けるエスパータイプのスリーパーは今回スタメンに加えていない。
加えて、毒タイプの技を多用してくるから厄介。
毒の怖さはキョウから受けて良く知ってる……ウインディ、ここは踏ん張り所よ
「心得てるわ……大丈夫、私を信じて」
悪タイプの技、噛み砕くを使えるウインディを中心に、ゴーストと毒に対抗していく私達。
予想通り苦戦を強いられたけど……倒れることなく、乗り切れた！
「なるほど……きゃつの弟子だけのことはあるか……」
そーいう事。弟子の私がチャンピオンになって、ご主人様の偉大さを更に知らしめるんだから！
「それは私と、現チャンピオンを倒してから語って貰おう」
出たわね、四天王最強の男、ワタル。さぁ出番よ、ラプラス！
「はぁい、いっくよぉ！」
ドラゴン使いのワタルが繰り出すポケモンは、当然ドラゴンタイプのポケモン。
ご主人様も苦しんだカイリューに私も苦しめられたけど、
ご主人様以上に事前のトレーニングを欠かさなかったおかげで、勝つことが出来た。
さぁ……これでもうチャンピオンになったも同然ね！
「……タカマルの弟子だけあって可愛くねーな、ホント」
あなたに可愛く思われたくもないし。
「減らず口ばかり……来いよ、チャンピオンの実力を見せてやる！」
真チャンピオンの一番弟子、その実力を見せてあげるわよ！
シゲルのポケモンは確かに強くて、ご主人様が不在だからとはいえチャンピオンになるだけはある。
けど、所詮はご主人様をねたんで追いかけていただけのトレーナー……と、思ってたんだけどな
「俺だって、何時までも腐ってたわけじゃねえんだよ」
やっぱり強い……伊達じゃないわ。でも、私だって負けない！
「……チクショウ！ また負けたのか俺は……」
勝った……勝った！ シゲルを倒して……私チャンピオンになった！
やった……ご主人様、私やりました……やりました……
「おめでとう……そして、ありがとう。私達、殿堂入りするのね」
「やったなリーフ！ あんたは最高のパートナーだよ！」
「最初の頃はどうなるかと思ったけど……リーフ、おめでとう」
「ご主人様の命令を遂行できたね……長かったけど、やり遂げたのね……」
「これでやっと、みんなにまた会えるねぇ。ご主人様褒めてくれるかな？」
「ママ……私、殿堂入りしちゃったぁ！」
ご主人様……ご命令は果たしました。私、チャンピオンになりました……。