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XD:フェナスシティ

シャドーがフェナスシティで何かを企んでいる。
漠然とした情報だが場所が特定されているだけマシな方か……
しかも情報源はシャドー幹部が落とし、
中の情報を躍起になってもみ消そうとしたディスクの中にあった物。
確実に何かがフェナスシティで起きようとしている……いや、すでに起きている可能性は高い。
そこで俺達は直ぐさまフェナスシティへと向かった。
思い返せば……前市長バックレーはシャドーのボスワルダックだったんだよな
今の市長ダグデは信頼できる人だと言うことらしいが……
俺はそいつを知らないから何とも言えないな
ただフェナスシティでトレーナーズ・トレーニングセンターを任されているセイギは信頼の置ける人物だ
彼と接触し様子を聞き出せれば良いが……
「フェナスシティにようこそ! そしてパンパカパーン! おめでとうございまーす!」
街に入るなり、いきなり近くにいた女性が近づき変なことを言い出した……なんだ?
「なんとあなたはフェナスに訪れたピッタリ100万人目のお客様でーす!」
……は?
なんだそのカウント……本当にそんな数数えていたのか?
周囲にコレといって歓迎するような物があるわけでもなく、
ただ突然女性が話しかけてきただけ……なんなんだ?
「記念品として、バトルディスク入りディスクケースを差し上げます!」
バトルディスク?
「さあさあ! それを持って街の隣のラルガタワーへGO!」
ラルガタワーだと? 確かシャドーの基地として建設されたあのタワーか?
「今ではスタジアム付きの娯楽施設として活用されてますよ。さあさあ急いでタワーに行きましょう!」
いや、今は急いでるんだ。道を空けてくれ
「そう仰らずに!」
……いい加減にしろよ? 急いでいると言ったはずだ
「うっ……」
本気で怒り始めた俺にビビッたのか、女性はまだ何か言いたげのようだが後ずさった。
今コイツに構っている暇はないな。急ぐぞミレイ
「は、はい」
まずは……市長の家に行ってみるか。まだ無事なら良いんだが……
中にはいると秘書らしき女性がいるだけで市長の姿は見あたらない。
すまないが、市長はいるかい?
「市長さんならおでかけよん。いつ帰ってくるかもわからないわよん」
……市長の秘書ってわりにはノリが妙な女だな……
「あーあ……留守番なんて退屈な仕事よね~。あ~退屈! 退屈!」
なんなんだ? 先ほどの女性といい、なんかこいつも……おかしくないか?
「そう言えばご主人様……なにか街の様子が変じゃないですか?」
……そうだな。なんというか……見た目の変化は以前とそう変わっていないが
なんというか……活気? そういう雰囲気がおかしいような気もするな
……なにかあるな。悪いが勝手に調べさせて貰うぞ。
「ちょっ! その上は市長さんの寝室だから行っちゃダメよん」
制止を振り切り、強引に2階へと上がると……やはり誰もいなかった
だがなんだ……この胸騒ぎは。
「ご主人様、こんな所に手紙が落ちていました」
手紙?
「市長さんからセイギさんに宛てた手紙のようですね」
セイギ宛……が、届けられずに落ちていたというのは何か……ミレイ、市長悪いが中身を読んでみてくれ
「はい……セイギくん、大変なことになった。よりによってこのフェナスシティがシャドーの標的になったのだ」
市長は気付いていたのか……
「既にシャドーは街に入り込み、こっそり街の人と入れ替わり始めている……って、え!? どういう意味でしょうこれ……」
入れ替わっているって……おいおい、もしそのままの意味ならこれは……
「このままでは誰も気付かぬまま街を乗っ取られてしまうだろう……ってご主人様!」
なんつー大胆な作戦を……しかもこの作戦、もしかしてもうほとんど進行しているんじゃ……
「それじゃあもしかして……」
「その通りよーん……ダメじゃない、人の部屋に勝手に入り込んだ上に、勝手に人の手紙を読んじゃうなんて……そんな悪い子には、お仕置きが必要ね!」
けっ、勝手に他人になりすましているお前に言われたくないな、シャドー!
秘書が服をパッと脱ぎ捨てると、戦闘服に身を包んだシャドー戦闘員の姿が。
くそ、もうこんな事に……ブースター、ヒメグマ、頼むぞ。
「はーい。ね、今の変身ってどうなってるんだろうね? あんな風に服がパッて脱げたりするの?」
そういうところにツッコミを入れない! いいからブースター、とっととやっちまえ!
……っと、レーダーが反応!?
「ご主人様、そのユキワラシ……ダークポケモンです!」
そのようだな……スナッチするから火の粉とか飛ばすなよ? ブースター
「ちょっとくらいなら平気じゃない?」
ダメ! ああいい、交代しろ……モココ、頼むぞ
「はい、任せてください」
別人になりすますとか、とんでもない作戦だが……浸透してしまっているようだな
まあ天井裏にずっと潜んでいたり、この手の作戦はお手の物ってところなのか?
だとしても、ポケモンバトルじゃ俺達の敵じゃない。
無事ユキワラシをスナッチして、秘書になりすましていた戦闘員を倒した。
騒ぎを聞きつけたのか、下に降りたら街人になりすました別の戦闘員が待ちかまえていたが
コイツからもダークポケモンにされていたクヌギダマを無事回収し撃破。
コイツも変装していたとは……こりゃそうとう作戦は進行しているのか?
だとしたら……とにかくまずはトレトレに行ってみよう
「はい。セイギさん無事ですかね……」
だといいが……ん? 市長の家を出た俺達が目にしたのは、
ちょうどトレトレから出てくるセイギ……が、6人!?
「オレたちゃ~セイギさ♪ みんなの~あこがれ♪ その名もセイギナリキラ~ズ♪」
……あの馬鹿馬鹿しい歌に6人という人数、もしかして……
「番号!」
「ろくっ!」
「ごっ!」
「よんっ!」
「さん!」
「にっ!」
「いち!……よーしカンペキだ」
……アホ6人兄弟か……つか、セイギが6人もいたらいくらソックリでも怪しまれるだろう……
やはりアホだあいつら
「いいか、俺達の目的はかく乱だ。あちこちに散って敵の目をこのトレトレから反らすのだ」
……ミレイ、あいつらが散ったら真っ直ぐトレトレに向かうぞ
「はい……なんか可哀想になってきました、あの人達」
自業自得だ……よし散ったな。急ぐぞ
「はい」
無事中に入れたが……やはりと言うべきか、中の人達もシャドーと入れ替わっていた。
かなり作戦は進行しているようだな……
ただ俺は正直、深刻な街の状況よりも気がかりなことが……
中にいた戦闘員の一人がロゼリアの、セイギに扮していた戦闘員がニャースのダークポケモンを繰り出してきたが
どちらも……俺の可愛い奴隷達だった。
エネロココに続いてお前達もか……
「ご主人様……」
……今はまずこの街を救わないとな。ロゼリア、ニャース、もう少しだけ辛抱しててくれよ……
トレトレには地下に降りるエレベータがあるのだが、そのエレベータを動かす鍵がない。
誰かが持っているようだが……わざわざ鍵を保管させているって事は
入れ替わった街の人達がここに閉じこめられている可能性があるな
よし、とにかく片っ端から住人達を調べてシャドーを一人ずつ追い出していくしかないな
さっきのアホ6人兄弟も含め、かなりの数戦闘員と入れ替わっているから戦闘回数が半端なく多くなったが
それでもどうにか大多数を追い払うことが出来た。
あと残っているのはフェナススタジアムか。
そういやこの街に来ているはずのレイラをまだ見かけていないな……無事だと良いんだが。
スタジアム前にいた老人に化けた戦闘員からダークポケモンにされたウリムーを保護しつつ中へ
中には変装をしていない戦闘員が。どうやらここをひとまず拠点にしているようだな
ダークポケモンを任されるような戦闘員がいるしな……オニスズメとベトベターをここでは捕獲。
奥へ進むと……
「いやよ! 取材テープは絶対に渡さないわ! 報道の自由の侵害よ!」
「捕まっているのに気の強いお嬢さんですな。そいつを放送されては困るのです」
レイラか!? 無事だったか……同行しているカメラマンも無事か
そしてレイラにテープを要求しているのは……身なりからして幹部か?
どうやら二人とも……カメラマンも幹部の後ろにいる奴も俺達が入ってきたことにまだ気付いていないようだな
「私はオーレ地方の知事になることをデスゴルド様から約束されている人間です。そんな私がこっそりフェナス市民の口封じをしているなどと……バレたらどうするんですか。私の華麗な経歴に傷が付きます。大人しくテープを渡しなさい」
「あんたの都合なんて私には関係ないわ! ジャーナリストを甘く見ないで! ONBSは正義を守るための報道に命を賭けているのよ! これは必ずニュースにします!」
気が強いのも良いが、ちと無鉄砲すぎるぞレイラ……
俺達が突入してあの二人を人質にされるとマズイ。
ミレイ、こっそり二人に近づいて幹部から離れるよう誘導してくれ。
幸い、相手は二人だ。入り口の戦闘員は倒したし、囲まれることはないだろうから頼むぞ
「はい、任せてください……」
……よし、ミレイが気付かれる前にこっちに注目させないと。
おい、イカれた帽子かぶったオッサン。てめぇの面で知事とか冗談ぬかしてんじゃねぇぞ?
「え!? あっ、タカマルさん!」
「あっ! お前! 我々のジャマをしている悪い泥棒とはお前のことか!?」
泥棒呼ばわりかよ。俺はお前らが勝手に弄り倒したポケモン達を救っているだけだぜ
「ゴーワン! いったい何をしていたのだ! 侵入者をたたき出せ!」
幹部らしく自分は高みの見物ってか? ま、その方が都合良いな……
ミレイもすぐに二人を助け出せるようだし、まずはコイツからのしてやるか。
……よし、ダークペケモンにされたパウワウを繰り出してきたが無事確保。
「すごいわ……これは衝撃映像間違いなし。ピュリ、今の撮れた?」
「す、すみません! でもこんなせっぱ詰まってる時にカメラ回すなんて無理っすよ」
「んもう! こんな時だからカメラ回すんでしょ。むジャーナリスト根性見せなさいよ!」
厳しいなぁレイラ……つか、俺もあまり映像は撮られたくないんだが……
それ以前に、助けに来ているミレイに気付いてやってくれ……
「カット! カット! こんなシーンを見られたら、デスゴルド様に怒られてしまいます」
怒られるだけですむと思うなよ?
「ええい、ジャマをするなら容赦はしない。私が相手だ!」
容赦しなくてもお前じゃ勝てないよ……と言いたいが、流石幹部、多少はやるな
ダークポケモンにされたルナトーンが使うダーク技「ダークウェザー」が厄介でうっとうしかったが
俺の奴隷達を相手にするにはまだまだだな……よし、スナッチ完了。
「なんてことだ!! こんな強い奴は今まで見たことがない!!」
そりゃ世間知らずってもんだ。さぁて、今度はお前が捕まる番だが……覚悟は良いか?
「……まあいい。ゴリガンの為にこれだけ時間を稼いだのだ。回収作戦くらいは終わっているだろう」
回収作戦だと? ちょっとそれを詳しく聞こうじゃないか……
「そうはいかない。ここは一旦引き上げだ。覚えていろよ!」
……ちっ、広いスタジアムが徒になって逃がしたか。
「タカマルさん! 流石オーレを救った英雄ですね。おかげで大事な取材済テープを取られずに済んだわ。ありがとう!」
お礼はいいが……もうちょっと状況を考えて行動しろよ? ちと無鉄砲すぎるぞ。
「あはは……心配するからギンザルパパには内緒にしてね」
……まあいいが、その代わりさっき撮ってた俺のバトルシーン。あれを放送するのを……
「さぁピュリ! 早速帰ってタカマルさんの勇姿を編集よ! すぐにニュースとして流さないと!」
ちょ、待てレイラ! ……ったく、あいつまで逃げ足早いってのはどうなんよ?
「相変わらずでしたねぇ……」
ったく……ん? 何か落ちてるな
「これは……エレベータの鍵でしょうか?」
ああなるほど。やはり幹部が持っていたのか。よし、早速トレトレに戻って使ってみよう。

案の定、セイギや市長はここに捕まっていた。
みんな無事で良かった……にしても、これだけの人と入れ替わっていたのか。
アホも多いシャドーだが、作戦は大胆で大規模……油断ならない相手だよな
「街のみんなに代わってお礼を言わせてもらいますぞ! 本当にありがとう!」
新市長のダグデはしっかりした人物のようだが、
シャドーに感づいたところを襲われ捕らわれてしまっていたようだな
まあ抵抗手段がなければ仕方ないよな。
にしても……何故フェナスシティが狙われることに?
やはり以前市長がシャドーのボスだったことと関係があるのだろうか?
何かのために時間稼ぎをしていたようだが……
「それなんですがね、タカマルさん」
ん、セイギさんなにか知ってるのか?
「たぶん、奴らはこの街に広まった噂を封じるためにやって来たんだと思う」
噂?
「街の人が砂漠を行き来する怪しい集団を目撃してね。それが話題になっていたんだ」
砂漠を? それはシャドーのラボのことだろうか?
「いや、あそこよりもう少し東……ちょっと待って、今地図を持ってくるよ」
セイギが地図で示した場所はフェナスシティの北。
砂漠地帯で特に何かあるような場所じゃない。
だからこそ、行き来する人が怪しいと思うし、噂にもなるのか……
回収作戦と言ったか……なんとなく読めてきたが……
くそ、あの幹部の話が本当なら一足遅かったか。
いずれにせよ、確認には行った方が良いな。何かの痕跡があるかもしれない。
ただもう日も傾いてきた……今夜はここで一泊して明日向かおう。
……ロゼリアとニャースをリライブさせてやりたいしな
ああその前に……ONBSに連絡入れておかないとな
肖像権の侵害に断固抗議しないといかん
「ご主人様……それは勘弁してあげましょうよ」
イヤだって言ってるのにレイラはよ……ったく、まあ報道したいっていう気持ちも判るがな
「シャドーの復活に怯えている人達を、英雄の再来で勇気づけたいじゃないですか」
英雄じゃねぇって言ってるのに……そうやって担がれるの嫌いなんだよ
「仕方ないですよ、英雄なんですから」
だからさ……まあいい。どうせもう放送されちまうんだろうし
とにかく今夜はロゼリアとニャース、あと何人かリライブできそうならしてしまおう。
待ってろよ二人とも……心開くまで愛してやるからな

「ご主人様……ご主人様の愛、確かに受け取りました。こんなに愛していただけるなんて……恥ずかしいです」
「物を拾うことしかできない私まで手厚く……感謝しています、ご主人様」
ロゼリアもニャースも、無事リライブできた。
ただ大人しかったロゼリアは少し「照れ屋」に
のんきだったニャースは思慮深く「冷静」になってしまったようだ。
ロゼリアは大して変わらないがニャースの性格が大きく変わってしまったな……すまないニャース
「いえ、ご主人様のせいではありませんし……ただ一つだけ、我が儘を言ってもよろしいでしょうか?」
なんだ?
「……進化をさせてください。私も、ご主人様のために闘いたいです」
そうか……判った。これからの活躍期待しているぞ?
「はい、ありがとうございます」
ロゼリアもな。ホウエンで活躍してくれたお前だ、オーレでも暴れて貰うぞ
「はい、ご主人様のために頑張ります!」
他にも何人かリライブに成功できたし……明日は砂漠に行ってみるか
何があるか予測は立ってるが……ともかく奴らの手がかりを見つけないとな
「あの、ご主人様……その、よろしければもうちょっと……いいですか?」
「ご主人様の温もり……もう少し、私達を暖めてください」
ああ、好きなだけ暖まってくれ。俺もお前達を感じていたい。
「ご主人様、嬉しい……はう! い、いきなりそんなところ……は、恥ずかしいですぅ」
「ご主人様……もうこんなに。ん、チュ、チュパ、クチュ……」
明日からも大変なのは判っているだ、互いに求め合う心が落ち着いてくれない。
ずっと肌を合わせながら、俺達は夜明けを迎えようとしていた。

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