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XD:アゲトビレッジ~バトル山

アイオポートはちょっと立ち寄るだけのつもりだったが
ここでもダークポケモンのスナッチに成功したため、
アゲトに向かう前にリライブを進めようと一泊することにした。
ダークポケモンと夜を過ごすのは大切なことだが、少し辛い。
幸いと言うべきか……スナッチした三人はみんな♀だったため
三人とも俺が相手をした。
ゆっくり時間を掛けて、身体に快楽を刻みながら心をほぐしていく。
「ぐあ、が、ん、あ……」
ヒメグマの口から漏れる獣の鳴き声が次第に喘ぎ声に変わり、
小さな身体で俺にしがみつきながらも、戸惑った様子を見せる。
大丈夫だよヒメグマ……全部、受け入れて良いんだよ……
優しく囁きながら、俺は心を込めてヒメグマを愛撫していく。
「はあ、んっ! ハア、ハア……ガアッ、くっ!」
うつろな瞳にはまだ光は戻らない。だが、必ず光を宿してみせる。必ずな……
だから怖がらなくて良いんだぞ、ヒメグマ。
ポチエナやレディパにも同様の愛撫を施しながら、
長かった一日が更け、そして空けていく……

「あら、お帰りミレイ」
「ただいま……」
一夜明け、早速向かったアゲトビレッジ。
まずはミレイの祖父母であるローガンさんとセツマさんの家を訪ねた。
温かく迎えてくれたセツマさんに対し、ミレイは笑顔を見せない。
まあここへ来た理由が理由だからな。
「ダメよ、あなたがそんな顔をしていては。これからポケモン達を助けてあげなきゃいけないんですからね」
「うん……そうだね、おばあちゃん」
まだぎこちないが、笑顔を取り戻そうとするミレイ。そんな孫をセツマさんは温かく見守っていた。
「お久しぶりです、タカマルさん。いつも孫がお世話になっております」
いえ、お世話だなんて……
そもそもお世話どころの間柄じゃない……とか、それを口にはしないけどさ。
「ところでおじいちゃんは?」
「それがあなた達から連絡が来たとたん、張り切っちゃってもう大変。わしの出番じゃ! とか言って外に飛び出して行ったきりまだ戻ってこないのよ」
穏やかながらも、少し苦笑いを浮かべるセツマさん。ミレイも、そして俺も似たような顔になっている。
相変わらず元気だなぁローガンさん。
「おばあさんや! 準備が出来たぞ! これで……ん!?」
噂をすれば……というやつか。勢いよく戻ってきたのはローガンさんだ。
「おお! ミレイにタカマル君。待っておったぞ!」
「ただいま、おじいちゃん」
お久しぶりですローガンさん。
「挨拶は後じゃ! ダークポケモンの心を開く準備はバトルが一番! それではわしは一足先に聖なる森で待っておるぞ」
言うなり、ローガンさんはまた家を出て行ってしまった。
「うちのおじいさんたら、本当にせっかちなんですから」
「相変わらずだね」
まあ……彼も彼なりに、この緊急事態に奮起しようとしてくれているのだろう。
準備とか言ってたようだけど……話しぶりからして、バトルのかな?
早速俺達は聖なる森へ向かった。
森へは洞窟を通り抜ける必要があるのだが、そこでは村のトレーナー達が待っていた。
どうやらローガンさんは片っ端からトレーナーに声を掛け、バトルするよう呼びかけたようだ。
ありがたいが……待ってるトレーナーさん達も大変だろうに。
そもそも、俺達が到着するのが遅かったら待ちぼうけだったはずだし。
タイミング良くその準備が終わって良かったな。俺達としてもトレーナー達にしても。
まあともかく、折角快くバトルするために集まってくれたのだから
リライブのためと、彼女達の実力を知るためにも相手して貰うか。
リライブ的には……ヒメグマの進みがかなり良い。
昨夜の反応が一番良かったのは彼女で、残り二人はちょっと鈍い感じだったのであまり無理はさせなかった。
なのでここでは、ポチエナとレディパのリライブを進めるておくとするか。
二人ともダークポケモンとなっているだけにそれなりに強く、一戦一戦は問題なく戦えた。
だが連戦となるときついようで、後半はブースターとヒメグマのコンビに切り替えた。
ブースターもヒメグマも、不慣れながらよく闘っている。
そして最後は……
「それピカチュウ! 久しぶりのバトルじゃ、しまっていくぞ!」
伝説のトレーナーとまで呼ばれたローガンさんだ。
相棒のピカチュウとはずっと共にバトルしてきた歴戦の勇者……なんだが
正直なんだ……弱い。
老衰と言っては失礼か……久しぶりだから色々鈍ってるんだよな、うん。そーいうことにしておこう。
まあそんなわけで、難無くバトルは勝利。
リライブ的には……うん、とりあえずヒメグマはリライブできそうだな。
それじゃローガンさん。聖なるほこらをお借りしますよ
「……あっ、ボク……」
……よし、上手くリライブ完了したようだな。大丈夫か? ヒメグマ。
「……うう、うわぁあああん!」
ヒメグマは俺に抱きつき、泣き出した。
開放感と安堵感からだろう。よしよし、もう大丈夫だからな、ヒメグマ……。
「ありがとう……ヒック、あり、がとう……ぐす」
泣きながらも懸命に礼を述べるヒメグマの頭を、俺は優しく撫でてやる。
これでひとまず安心だな。
「では一度家に戻ろうか」
そうですね。俺達はローガンさんの提案に従い、一度彼の家へ帰宅することにした。

「リライブが上手くいって良かったが……クレインくんが誘拐された今、手放しで喜んではおられんようじゃ」
ソファーに座り腕組みするローガンさん。彼の言うとおり、事件そのものの進展は今のところ無い。
ローガンの話によると、クレイン所長はアゲトに何度も訪れ聖なるほこらを研究していたらしく
その為にローガン夫妻との仲も良かったらしい。
だから尚更、夫妻はクレイン所長の誘拐に心を痛めているようだ。
「それにしてもクレインくんは何処へ連れ去られたのじゃろう……」
それはもちろん俺も知りたいが……今のところ手がかりがないからなぁ……
「どこへ連れ去られたといえば、おじいさん。セネティさんの話がありますよ」
突然、何かを思い出したのかセツマさんが話を切り出してきた。
「おおそうじゃった。セネティくんの話があった……」
ローガンさんも思い出したらしく、その話を詳しくしてくれた。
「バトル山のセネティくんのことは君も知っておったな? その彼が最近誰もいるはずのない砂漠の方に怪しい人影を見たというのじゃ!」
砂漠か……有力な手がかりがない今、その情報にまず乗ってみるしかないか
先にパイラタウンへ向かいレン達と会うのも良いが、ここからならバトル山の方が近いか。
とりあえずセネティに会うためバトル山へといってみるか

バトル山はオーレ地方における修行場として有名で、
俺も以前来たときには100人抜きに何度も挑戦していたことがある。
おかげで100人抜きの記念リボン「アースリボン」を多くの奴隷達が手にしている。
今回の一件が落ち着いたら、まだリボンを手に入れていない奴隷達にも挑戦させてやらないとなぁ
その為にもとっととシャドーを潰してダークポケモン達を解放してやらないと……
そんな事を考えながら入山したところで、唐突に声を掛けられた。
「これはこれは、アイオポートで会った二人だね。修行をしに来たのかい?」
コイツは……ああ、あの小柄な爺さんと一緒にいた男か。
サングラスを掛け手まで隠すほどに長い裾の服を着たその男は、声を掛けながら歩み寄ってきた。
あの時はどーも。助かりましたよ。
俺はとりあえず無難に挨拶を返す。
どうもこいつら……なんか引っかかるんだよな。
確証がないから滅多なことは言えないが……一言で言うなら、怪しい。
そもそも服装からして怪しいからなぁ……
だがあの港町では歓迎されていたようだな。
なんでもあのメチャリッチとか言う老人は羽振りが良いらしく
酒場では来客全員に酒を振る舞ったりするそうで……
俺に言わせれば、それこそ怪しいんだけど……むろん、それを口に出しはしないが。
「ここは強くなるにはとても良い場所だよ。私もここで修行したんだ」
気さくに話を続ける男。強いて言うなら、三人の中でこの男だけはあまり引っかかるものを感じないが
しかし所詮は同じ穴の狢……というところか。油断できる相手ではなさそうだ。
「あの頃はただひたすら強くなることだけを求めていた。理由さえ必要なかった」
昔話を語り出す男。俺はとりあえず黙って聞き続けた。
「結果として今の地位を得た。しかし今になってその理由を考えるようになったんだ」
懺悔にも聞こえる独白を、何故俺に聞かせるのか……男の言葉はまだ続く。
「自分は何のために闘っているのか。私のポケモン達に苦労をさせているのではないか……とね」
……つまり後悔していると?
俺は聞いた話の結論をそう結び、それを口にした。
「……君も強くなろうとする前に、どうして強くなりたいのか、考えてみると良い」
俺の問いには答えず、男はそれだけを言うと立ち去った。
「……何が言いたかったんですかね?」
さあな……不思議がるミレイはもっともだが、それを詮索しても仕方ない。
ただ……彼は答えを俺に求めていたのだろう。
彼は俺が何者で、そして俺が彼にとってどんな存在になるのか……それを見極めた上で。
もし俺の推測が正しいなら、彼の正体は……まあ、結局は憶測だけだな。
今はともかく、セネティに会って情報を得なければ。

セネティの話は……よく考えれば手がかりの最有力候補だった場所を思いだしてくれたものだった。
シャドーが昔使っていた、砂漠にある研究施設。
そこは俺がシャドーを一度壊滅させた際破棄された施設なのだが
残っていたデータなどを消去してあっただけで、施設としての機能は充分残っていた。
数年経過しているとはいえ、多少手を加えればすぐに活用できる施設だったはず。
その研究施設に、大勢の怪しい連中が入っていくのをセネティは目撃したらしい。
これは有力な情報だ。早速向かってみるか。
「それにしても……おばあちゃん達、なんでこの話を「どこへ連れ去られたといえば」って思い出したんだろう?」
……そういう細かい話を気にしてちゃダメだ。ミレイ、そこは大人になれ。
「え? あっ、はい……」
納得はしていないようだが、そういうもんなんだよ、色々とな!
ともかく研究施設だ。俺達は直ぐさま現地へ向かった。
不安と期待と、複雑に入り交じった心境のまま……。

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Author:S-BOW

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