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XD:アイオポート

復活したシャドーとの闘いを余儀なくされた俺達は
ダークポケモンをスナッチするための即戦力となるイーブイをブースターに進化させるため
アゲトビレッジへ向かう前にアイオポートという港町に立ち寄っていた。
ここで炎の石が手に入れば良いんだが……手に入る可能性があるというジャンク屋へ行ってみるか
「ご主人様、急ぎましょう」
そう慌てるなミレイ……まったく、研究所ではミレイの方が落ち着いていたくらいだったのにな
「キャッ!」
ほら……よそ見していたミレイが人とぶつかってしまった。
「あぁ~ん? 何処見て歩いてるんだ?」
む……いかにもって感じの厳ついチンピラ風の男か
「ごめんなさい、慌てていたもので……」
完全にこれはミレイの不注意であり、彼女が謝罪するのは当然だが……
まずいな、あの男ミレイが大人しくしているのを良いことに調子づきそうだ。
「なんだとぉ? このザクスカ様にぶつかっといて、慌ててたってだけて済むと思ってるのか?」
やはりか……このままではまずいな、俺が割って入るしかあるまい
すまない、俺の連れが失礼した。
「んだよ、男連れか……」
男の剣幕に怯えたミレイは、俺の背中に回り身を隠している。
「見たところポケモントレーナーのようじゃねぇか。よお兄ちゃん、その女賭けてバトルしねぇか?」
ゲスが……まあしかし、ここで受けて立たなければ余計な因縁を付けてきそうだな。
イーブイ一人で対抗できるか微妙だが……仕方あるまい。
「お待ちなさい」
不穏な空気を読み取ったのか、今度は通りがかった小柄な老人が割って入ってきた。
随分堂々とした老人だな……サングラスを掛けた二人の男を共に連れてるようだが、それなりの地位にある男なのか?
「そのようなことにポケモンを使うものではありません。時と場所を選びなさい」
正論だな。仲裁はありがたいが、それでこのチンピラが納得するとも思えないが……
「うるせえ! のされたくなかったらジジイはすっこんでやがれ!」
やはりな……噛み付くチンピラに、しかし老人は全く怯むことはない
なかなかの大物か。ただなんだこの老人……なにかこう……
「メチャリッチ様、ここは私が……」
後ろに控えていた男の一人が、老人の前に出る。この男も、もう一人の男もただ者じゃなさそうだな。
大物の風格を漂わせる一行に、なんかこう、俺は釈然としない何か……悪寒を感じる。
「ん~? なんだぁお前は。オレ様のジャマをするってえのか。おもしれぇ、やってやろうじゃねえか!」
完全にチンピラの興味は割って入ったサングラスの男へと移った。
これでイーブイを無理に闘わせずに済んだか……それは良いが、なんかごっそり場を持って行かれたってのはちょっと面白くないな。
「君達はもう行きなさい」
男に促されては、この場を離れるしかないな。
オレは軽く頭を下げ、ミレイを連れ離れようとする。
「あっ……ありがとうございます」
ミレイが深々と頭を下げ礼を述べる。
「ほっほっほっ、礼にはおよびませんよお嬢ちゃん」
礼に対し答えたのは、男を差し向けた小柄な老人。細い眼が眼鏡越しにミレイを見つめ……そして俺を見る。
「わしらはわしらのすべき事をするまでじゃ」
するべき事……ね。やはりなんか引っかかるなこいつら……
まあ今それを詮索しても仕方ない。俺は再び軽く頭を下げ場を後にした。

「いらっしゃ……アレ? タカマルさんじゃないですか! お久しぶりです。何時コッチへ?」
目的地であるパーツショップに入ったところで店員から声が掛けられた。
……ザックか、久しぶりだな。そうか、ここザックの店だったのか。
「はい……って言っても、じいちゃんの店ですけどね」
アンダーから引っ越したのか……って、そうか今アンダーは閉鎖されたんだっけ。
「ええ、元々シャドーの街みたいなものでしたからね。シャドーがいなくなった今では必要なくなったってところですかねぇ」
いや、そのシャドーなんだがな……
俺はこれまでの経緯をかいつまんでザックに伝えた。
彼は以前あったシャドー騒ぎの時に色々協力してくれた人物だからな、信用できるし
なにより、これからまた力を貸して貰うことになりそうだからな。
「マジっすか……で、それはレン達には伝えました?」
いや、本当についさっきの出来事でな……
レンとは、やはり以前のシャドー事件で手を貸して貰った人物。
当時はまだ子供で、「子供ネットワーク」なる子供達だけによる自警団まがいな組織を結成していた。
今ではその時のネットワークを利用してパイラタウンにONBSっていう放送局を設立するまでになったらしい。
放送局か……情報に関してはまた彼らの手を借りた方が色々助かりそうだな。
しかし今はまずアゲトへ向かい、リライブの状況を確かめないと。
ヒメグマのこともあるし、これからスナッチするダークポケモンのことも考えるとな。
「なら、とりあえず俺の方からレンに連絡入れときますよ」
助かるよザック。
「なに、また俺達のヒーローが帰ってきたんだ。これくらいおやすいご用ですよ」
ヒーローなぁ……あまりそういう風に見られたくないんだがな。
「おっと、後炎の石でしたね。確か在庫が……ああ、ありました」
あったか、助かるよ……よしイーブイ、早速進化だ。
「もう? んー、もうちょっとこの愛くるしい姿を楽しみたかったけどなぁ」
そんな事言ってる状況じゃないだろ。
「はぁい」
石の力を借り、イーブイはブースターへ進化した……ふむ、ブースターの姿も中々愛くるしいじゃないか
「えへへ……そう?」
本人もまんざらじゃなさそうだな。
これで多少はバトルを楽に進められるか? まあ、まだ実力が伴ってないから楽観視は出来ないが。
まあともかく、進化で来し早速アゲトへ向かうか。
「あっ、タカマルさん。その前に……」
ん? なんだザック。
「実は……さっきまで外にある動く橋を修理してたんですけどね……」
ザックが言うには、橋の修理をしているときに、妖しげな連中を見かけたという。
何かコソコソと取引じみたことをしていたようで、その際にモンスターボールを渡していたと。
それが……ダークポケモンじゃないかって?
「全く確信なんて無いんですけどね。なんていうか……勘っすかね」
ふむ……確証はなくても捨て置ける話じゃないな。
とりあえず確認だけでもしていくか。色々ありがとよ、ザック。
「いえ。タカマルさんも気をつけて」
ではまず、ザックの言っていた展望台へ行ってみるか。

展望台の頂上にいた、マッシブな女性。
とりあえず一声掛けてみたら……
「あたしすっごい強いポケモン貰ったんだ。アンタで試してやる!」
おいおい、いきなりかよ……仕方ない、頼むぞブースター、ヒメグマ。
「はぁい!」
「……」
ヒメグマは表情一つ変えない……ダーク化の影響か。
早く何とかしてやらないとな
さて、相手のポケモンはズバットと……
「ご主人様……」
ああ、判ってる。こっちのセンサーも反応した。
ズバットと共に出されたポチエナ……ダークポケモンだ。
ザックの勘は冴えてたな。こんなところで回収できるとは思わなかった。
まだ二人はバトル慣れしていないから苦戦するかと思ったが、何の問題もなかった。
ブースターは性格こそ脳天気だがこちらの指示を的確にこなし、
ヒメグマはダークポケモンである強みを発揮してくれた。
ダークポケモンだから上手くいった……というのは、心情的には嬉しくないが。
ともかく、相手のポケモンがそう強くなかったこともあり、無事ポチエナをスナッチ。
……♀だった事に小さくガッポーズ。
「ご主人様……」
いやまあ、それはそれってことでさ……
俺はポチエナを貰ったという女性に事情を話し、ポチエナをスナッチしたまま譲って貰う交渉をはじめた。
彼女は「普通とは違う強いポケモンをくれる」と言われたから組織に入ったということらしいが
実際に今バトルをしたら弱かったから、もういらないし組織も抜ける……ということらしい。
弱いからいらないか……こちらとしては助かったが、釈然としないな。
「……ご主人様、次行きましょうか」
ん、そうだな。ここで感傷に浸っても仕方ない。
ザックはもう一人取引らしいことをしていた人物を見たらしいから、今度はその人物と接触してみるか。

そのもう一人は……なんというか……
「凄い仕掛けだね、それ。おじさんポケモン取られちゃったのかと思ったよぉ」
いや、実際取ったんだが……呑気すぎるぞ、このおっさん。
このおじさんは、ダーク化したレディパを持っていた。
やはり貰ったということらしいが、どうもこの様子だと勧誘されていることも組織に入ったことも自覚無いらしいな
なんつーか、勧誘するシャドーもシャドーだが、このオッサンも何だかなぁ……
さてどうしようかな……このままトンズラするのはあまりにも気が引けるし……
あー、実はこのポケモン、ちょっと問題がありましてね
申し訳ないけど返して貰うよ、いいね?
「おや、あんたあの人達の知り合いだったのか。いいよいいよ、おじさんじゃ上手く扱えないみたいだからねぇ」
それじゃ、そーいうことで……って、こんな三文芝居が通用してしまった……
まあ黙って持って行くよりは良いよな?
ともかくこれで三人目確保。こんなにも早く三人もスナッチ出来るとはな。
「ではご主人様、アゲトへ急ぎましょう」
いや、今晩はこの港町で一泊していこう。
三人もスナッチしたし、アゲトへたどり着く前にリライブを進めておきたい。
それはつまり……ってことだから、ミレイも頼むぞ
「はい……なんか改めて言われると照れちゃいますね」
まあ俺達のリライブは心と体の触れ合い……夜のスキンシップだからな。
ブースターも可愛がってやるぞ。折角進化したんだしな。
「やったぁ! えへへ、バトルはまだまだでも夜はバッチリだからね!」
脳天気な割にはエロいなお前は……だがそれで良い。それでこそ俺の奴隷だ。
そしてヒメグマ達も、いずれは……ちゃんと心通わせられる奴隷にしてやるからな。

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Author:S-BOW

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