奴隷ハーレム妄想でエロポケモン

次の街を目指し９番道路へと踏み込む俺達「ポケモンハーレム軍団（ハナダジム公認）」
いつものように待ち伏せているとしか思えないトレーナー達の挑戦を全て受けて立ち
奴隷達の成長に役立たせて貰った。
１０番道路にあるポケモンセンターで回復と調教をすませ、「イワヤマトンネル」へ。
多少入り組んでいるが迷うほどでもなく、長いと言うほどでもないトンネルだが
ここは野良も待ち伏せているトレーナーも岩ポケモンを出してくるので
格闘ポケモンのマンキーを一気に育てるのに役に立った。
素直なだけ育つのも早いな。
「ほらほら、こんなに強くなりましたよー」
力こぶはみせんでいいから。

無事トンネルを抜け、道中イワークを捕獲したが
もう一人、ワンリキーの捕獲には至らなかった。
何人か遭遇したのだが、全員♂だったのだ。
とりあえず捕獲したいが……
「あの、ご主人様。ここまでお……」
「言うな、俺もそんな気がしてイヤなんだよ」
また捕獲に時間が掛かりそうな予感がしたよ。
しかし予想と反し、３０分後には無事捕獲できた。
まあ、３０分も掛かりすぎといえば掛かりすぎか？

新たに奴隷となったイワークとワンリキーの二人だが
イワークはゴローンと、ワンリキーはマンキーとタイプがかぶっている。
そして先輩奴隷の方が当然だが圧倒的に強い。
「私は先輩の補佐が出来ればそれで……」
大きな体だが「穏やか」な彼女は先輩を立てた。
「先輩だなんてそんな……照れます」
モジモジするゴローン。岩の肌を持つ二人が謙遜し合っている姿はなかなかに可愛いな。
一方格闘コンビは
「先輩強いですね！　今度ボクと手合わせしてくださいよ」
「うん、一緒にがんばろうね」
「陽気」な後輩が先輩をしたっているってとこか。
このコンビも見ている分には可愛いんだがな。
４人ともレギュラーの事とか判ってるんだろうか？

まあレギュラーはともかく次の町「シオンタウン」にたどり着けた。
ここにはジムなどはない、小さな町だが他の街へと繋がる道路が多く
いわば宿場町的なところか。
しかしこの町には、もう一つの役割もあるそうで
それが「ポケモンタワー」というビル。ここは亡くなったポケモン達を埋葬する施設。
町の人達の話を聞くと、どうやらこのタワーに幽霊が出るという噂が。
それも、ロケット団に殺されたというガラガラの亡霊だとか
噂の真偽はともかく、どうやらガラガラが殺されたのは事実らしい。
間抜けな連中と思っていたロケット団の悪行を聞き
流石の俺も怒りに震えた。
世間では変態扱いされる俺だが、それもこれもポケモンを愛しているからであり
♂でも♀でも、殺害するような外道は許せない。
「あの……ご主人様……」
いかん、怒りの感情を表に出しすぎたようでリザードが少し怯えている。
「……とりあえず、あのタワーに行ってみるか」
話を聞いただけで素通りもないだろう。
関わりがあったわけではないが、せめてそのガラガラに線香の１本でも立ててやりたかった。
そのタワーで……更に俺を激怒させる出来事が。
「なんだよ、お前のポケモンも死んだのか？　なんだよ死んでないじゃん」
言って良い冗談かどうかも判らないのかコイツは……しかもこんな場所で
代わりに瀕死にしてやるなどと言い、この馬鹿たれシゲルはバトルを仕掛けてきた。
ここを何処だと思ってるんだ、バトルして良い場所ではないだろう！
ここまで腹を立てたのも久しい。そして俺の怒りは、奴隷達が代わりに晴らしてくれた。
またコイツは本気ではなかったなどといつも通りの言い訳を口走り去っていった。
もう怒りを通り越し呆れかえって、色々言いたいことも言わずに見送ってしまった。
それに俺個人の下らない問題よりも、大きな事がこの階よりも上で起こっていた。
ゴースに取り憑かれた巫女が襲いかかり、正体のわからぬ幽霊が奴隷達を怯えさせる。
霧がかったタワー内は、噂通りの場所になっている。
どうにか奴隷達を励まし巫女達を正気に戻しながら上階を目指したが
最上階前の階段で、大きな亡霊が行く手を阻みどうしても上に行けない。
本当にガラガラの亡霊なのかは確認できなかったが、ここは引くしかない。
この日の夜は、流石に調教を出来る気分ではなく、すぐ床についた。
結局何も出来ない歯がゆさが悔しい夜だった。
「ご主人様……せめて添い寝だけでも」
何人もの奴隷達がボールの中に戻る事を拒み、俺の側で寝たいと申し出てきた。
どうやら彼女達は皆、俺のことを心配してくれているようだ。
彼女達の温かみが、俺に穏やかな夜を取り戻してくれた。