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BF:バトルタワー

いよいよ最後……バトルフロンティアも、バトルタワーを残すのみ。
このバトルタワーは一番ルールがシンプルな施設。
3vs3の通常バトルをひたすら勝ち抜いていくというもの。
故に一番言い訳の出来ない奥深さもある。
様々なトレーナーを相手にしていくだけに、
どんな状況にも対応できるメンバーを選ばないと……ん、どうした二人とも。
「いいかげん、私をバトルに出しなさいよ。待ちくたびれたわ」
「普通に考えたらとっくに活躍しているはずなのに。どういう訳なの?」
ピジョットにボスゴドラ……また図々しいのが二人そろって……
判ってるのか? 最後の大舞台に挑もうって状況で自分から名乗り出るとはね。
ま……そんな図太いお前らだからこそ、この大舞台には適任かもしれないな。
連戦していく中、どんな状況でも胸を張っていられるお前らが。
「そして実力も、でしょ?」
「むしろバトルフロンティア全部に出てもおかしくないものね」
ったく、あまり調子に乗るなよ?
さて……二人は決まったが、残り一人を誰にするかな。
ピジョットとボスゴドラの実力は自分達が言うとおり申し分ないから
もう一人は二人の実力に見合って、相性を補い合える奴か……
となると、お前が適任か。
「何よその、補欠みたいな選び方。納得いかないわ」
まあそう言うな、フライゴン。
実力的に言えば、先にお前を選んでいたっておかしくはなかったんだ。
むしろあの二人が名乗り出なければ、先にお前を選出していただろう。
つまり、後か先かの問題じゃない。お前が必要なんだよ、フライゴン。
「……まあ、そこまで言うんなら出てあげても良いけど……さ」
ふぅ……まったく、ツンデレは手が掛かるな。
「なんか言った?」
ん? フライゴンは俺のために頑張ってくれるんだろ? ってな。
「べっ、別に……まあ、ご主人様の為だから……」
よしよし。本当に期待してるからな……なんだよ二人とも。
「まずは先に、私から撫でてくれるべきじゃない?」
「今まで選ばなくてゴメンねーとか、頑張れーとか、愛してるよーとか……」
ピジョンもボスゴドラもデレモード入ってるな……
ま、裏を返せばそれだけ自分達が活躍して俺の役に立ちたかったんだろう。
ホント、可愛い奴隷達だよ。
さぁて、メンバーは決まった。後はこのタワーを勝ち登っていくだけだな。
「ウィーッス! お兄ちゃん元気ぃ?」
ん、コゴミか。アザミも一緒に……応援に来てくれたのか?
「うん、そんなとこ……と、ちょっと警告? 注意? んー、なんて言うのかなぁ」
なんだよそれ。強いから気をつけてねって言うなら、まあ初めから気を引き締めてるよ。
「それは心配してない……ただ、コゴミの時と同じような事にならないようにって……」
コゴミと同じに? ……なんだよ、嫉妬してるのかアザミ。
「そうじゃない……それもちょっとあるけど……リラの事、誤解しないであげて」
リラっていうのは……
「ここのフロンティアブレーン、タワータイクーンのリラだよ」
ふむ。そのリラを誤解って……ああ、コゴミと同じって、演出をって事か。
「でも彼女はアタシと違って、ニシエダさんに言われて演技をしているって訳じゃないんだけどね」
……なんだよ、それでコゴミの時みたいに誤解するなってのは。
「会えば判るよ。その、リラのこと……よろしくね」
……なんだかなぁ。コゴミにしては歯切れの悪い物言いに引っかかりを感じるが、
まぁともかく……バトルタワー、挑戦してやろうじゃないの。

シンプルなシングル戦を7人勝ち抜いて1周。
リラは5周目と10周目の最後に登場する。
その途中対戦する相手は、誰も彼も強敵揃い。
そんな中で連勝を積み重ねていくのはかなり厳しい。
トータル的な戦力が上でも、相性、特に先方同士の相性によってその後の状況が大きく変わってくる。
その為、基本的に先鋒は弱点の少ないフライゴンに努めさせている。
彼女を起用したのはこれが理由でもあるが、もちろん彼女の実力があってこその選抜だったのは当然のこと。
まあ……若干二名、不満を漏らしている者もいるが。
「だって、私が先に出るって言ったのにぃ!」
これも作戦なんだから、控えてろピジョット。
あれこれ注文の多い面子だな……だがバトルは申し分ない。期待通りに勝ち進んでくれた。
そしていよいよお待ちかね……
「初めまして……僕の名前はリラ。バトルタワーを管理する者……タワータイクーンだ」
ん、なんだ礼儀正しい少年じゃない……な。少女か。
一見美少年に見えるし「僕」なんて言っているが、女だな。
ま、この程度……外転に騙されるような俺じゃない
「変態レーダー標準装備だもんね、ご主人様」
ピジョット……お前の容赦ないツッコミも久しいが、黙ってなさい。
「あなたの噂は色々聞いているよ……正直、僕には魅力を感じないことばかりだけどね」
……なるほどね、コゴミたちの警告の意味が判った。
自覚あるのか判らんが……物言いに容赦がないな。
俺の噂はそりゃ色々聞いていて……まあ色々噂はあるが興味がないってのも判るが
この物言いでは……警告を受けていて良かった。たぶん聞いてなかったら、コゴミの時同様切れてたかも
「意外とご主人様って短気よね」
判っていてそーいう物言いをよく出来るな、ボスゴドラ。
「それでも僕がここに来た理由……あなたの才能を、ここに示しなさい」
示しなさい、ときたか……どーにも上から目線だね。
ったく、そーいう生意気な悪い娘にはお仕置きしてやらないとな。フライゴン!
「まったくだわ。本当に生意気よね」
……まあ、それをお前が復唱するのもどうかとは思うが。
さて、リラの先発は……ほう、フーディンか。
エスパータイプが相手なら……だがなんかひっかかる……
フライゴン、戻れ。
「なっ! いきなり?」
いいから……ボスゴドラ、頼む。
「えっ、ええ……」
出番が回ってきたのは嬉しいようだが、やはり戸惑うよな。
そんなボスゴドラに襲いかかる技は……冷凍パンチ。
ふぅ、嫌な予感的中か。弱点の少ないフライゴンだが、氷の技だけにはめっぽう弱い。
同属性ではないから、フーディンの放つ冷凍パンチでは威力は高くないだろうが
それでもフライゴンには致命的だったはず。
逆に、氷の効果をあまり受けないボスゴドラは微々たるダメージですませられた。
ここまでは良し。問題はあのフーディン……他のパンチも持ってるだろうな
それは……むしろ好都合。ボスゴドラは残りのパンチ、雷パンチも炎のパンチも弱点にはならない。
こちらの強烈な技で、まずはフーディンを退けた。
さぁて、次は誰を出してくる
「……エンテイ、お願い」
なっ!……まあ、いても不思議じゃないがエンテイか。
先日ウコンがスイクンを連れていたのにも驚いたが、次はエンテイかよ。
まあようするに、伝説のポケモンを仲間にしているのは俺だけじゃない、俺だけが特別じゃないって事だよな。
当然のことなんだが……なんかこう、釈然としないのは……なんでだろうな。
おっと、そんな事よりエンテイだよ。さてここは……正攻法でいくか。
ボスゴドラ、岩雪崩!
「判ってるって!」
ダブルバトル向きの技だけに威力はそう高くはないが、エンテイにとっては弱点。効果はかなり大きい。
だが、流石はエンテイ。一撃で沈むほど貧弱じゃないか。
大文字などの強力な技で体力を削られたが……その分は食べ残しを持たせていたから僅かながら回復している。
「ま、私に掛かれば伝説のポケモンもこんなものよ。うちのエンテイだったらこうはならないけどね」
流石ボスゴドラ、言うね。まあ実際……ちょっと拍子抜けかな。
ボスゴドラとの相性が悪いというのもあるんだろうが……所詮は「銀」での二番手……なのか?
さてリラの最後は……ほう、カビゴンか。これは……ボスゴドラ、アイアンテール!
「うらぁあ!」
まずは頑丈な尻尾による攻撃で体力を削るが……流石カビゴン。まだ余裕かな。
「カビゴン、腹太鼓」
来たか……相手の体力はコレでガクッと落ちただろうが、その分攻撃力がかなり上昇したはず。
次の一撃が怖いな……その前に止めがさせられるか? もう一度アイアンテール!
「カビゴン、シャドーボール」
なっ!……そうか、先制の爪か。
のしかかりのようなノーマルタイプの技だったら、強力な技でも相性の問題で耐えられると思ったが……
いやしかし、ボスゴドラの防御力は半端なものじゃない。ガッチリ受け止め、耐えきった。
よし反撃だ、改めてアイアンテール!
「いやぁあ!」
綺麗に決まって……腹太鼓による負傷もあり、カビゴンを倒せた。
気付けばボスゴドラだけで勝利か。よく耐えたな、ボスゴドラ。
「ハァ、ハァ……ふん、私の実力なら当然でしょ?」
肩で息しながら強がって……正直、相性で勝てたところは大きいな。
それに加えて、食べ残しを持たせていたのも大きい。
エンテイの大文字で削られていた分を僅かでも回復できていなかったら……倒れていたのはボスゴドラだったな。
そして先制の爪で他の二人を一撃で沈められた可能性だって大きかった。
結果としては3-0だが、僅差の勝負だったぞ。
「なるほどね……」
負けたリラは……不敵な笑みを浮かべている。
ま、どのフロンティアブレーンも言っていたが……銀は様子見。金で本気って言いたいんだろうな。
俺に言わせりゃ、まず様子見でって言うやり方は、やられるコッチとしちゃ腹が立つんだけどね。
あからさまな言い訳みたいだし、舐めてるって事だし……まあ、これもそれも「演出」ってことなんだろ?
「あなたはポケモンバトルに自信があるのだろう?」
自身も何も……ここに来るまでの経緯は知ってんだろ?
それとも、興味がなかったから知りませんでしたってか? ったく……本当に舐められてるな。
「ふふ……だったら、もっともっと闘って、もっともっと勝ち抜いておいでよ。また会えるその時を、僕は待ってるから……」
……なんか、笑顔だったなアイツ……まあいい。一旦戻るか。

ひとまずタワーの受付に戻ると、そこにはコゴミとアザミが待っていてくれた。
「流石お兄ちゃん。やるぅ!」
「まあ……心配してなかったけど」
ありがとよ、二人とも。
「それにしても……始めて見た。リラがあんなに嬉しそうに笑ってるの」
「そうね……たぶんバトルの後であんな顔を見せたの、本当に初めてじゃないかな」
ほう……なんだ、さしずめ普段は無表情なままってか?
「うん。いつも……全力が出せないって、そんなこと言ってたよ」
全力……ねぇ。
まぁた、こーいう事を言い出す奴ってのは……ふぅ、四天王のプリムを思い出す。
彼女もだったが、この手のことを言い出す奴ってのは大抵、井の中の蛙ってパターンが多い。
そのくせ、興味がないとか言い出すってのもなんだかね。
「興味ねぇ……あはは、やっぱりそんなこと言ったんだ」
ん? なんか知ってるのかコゴミ。
「んー……ヒミツ。アタシから言うことじゃないかな、これは」
「そうね……でもすぐに判るよ」
……何となく読めたが、まあ良いだろう。
さぁてと、それじゃ「本気」のリラに、会いに行きますか。

「本当に来てくれたんだね……」
校舎裏に呼び出した相手に出会えて女子学生のような、はにかんだ笑顔を見せるリラ。
ったく……可愛いなコンチクショウ!
あの笑顔が、男としての俺じゃなくてトレーラーとしての俺に向けられている者ってのは判ってるが
にしても……僕っ娘がこんな時に見せる笑顔ってのはちょい反則だな。
「……なるほどね、ああいう笑顔とシチュエーションが効果的なんだ」
「私も、まず「僕」って言い出さないとダメかな……」
「ま、私には関係ない……けど、そうね……参考までに覚えるくらいは……」
こらこら、そこの三人。何をメモ書きしてるんだよ。
お前らは今のままでも充分魅力的だよ……って言われてちょっと赤くなるところなんか特にな。
「なるほどね……聞いていた通りの人みたいだ」
聞いていた? 俺の噂なんか興味ないんじゃなかったっけ?
……にゃろ、口元をちょっとつり上げただけで無視しやがったな。
「久しぶり……何にも考えずに闘うことが出来るなんて……さあ、始めよう!」
何も考えずに……ね。ま、講釈は後にしよう。フライゴン、頼むぞ!
「今度はいきなり交代なんか嫌だからね!」
相手次第だよ、それは。さてその相手は……ラティオスだと!?
なるほど、エンテイにラティオスか……ただの自信家って訳じゃないって事ね。
さて、相手はドラゴンタイプ……同じドラゴンタイプのフライゴンとは相性が良い……と言えるし、悪いとも言える。
ドラゴンタイプの技は互いに弱点だからな……危険だが、ここはあえて正面からぶつかってくか!
フライゴン、ドラゴンクロー!
「ラティオス、ドラゴンクロー!」
爪と爪のぶつかり合い。激しい技の応酬。ここは……自己再生させる暇も与えず追い込むしかないな。
伝説のポケモンだけあって相手の方が威力はある……しかしそれをスピードでカバーし先制を取るフライゴン
どうにか手数で勝り……よし、押し勝った!
しかしフライゴンの体力は限界まで来てるな……ここは交代させるか。
「まだ行けるって……このままやらせてよ」
無茶をするな。二人が控えてるんだ、ここは……
「別にアンタのために残るんじゃないから……お願い」
……意地っ張りめ。だが危なくなったらすぐに交代させるからな。
「……判ってる」
リラが誰を出してくるかによっては……なんてこった、ライコウだと?
エンテイ、ラティオスに続いてライコウか……
しかしこれは……どうやら俺以上に、フライゴンの「勘」が冴え渡っていたようだ。
ライコウは雷タイプ。そしてフライゴンはドラゴンタイプであり……地面タイプ。
雷タイプの技は一切通用しない。
もしライコウが雷の技しか持っていなかった、一方的な展開になるな。
リラの表情が曇っている。どうやら俺がフライゴンを交代させると読んでのライコウだったようだが……当てが外れたな。
まあ、俺も交代させる気でいたんだが……まさかフライゴンの意地っ張りな性格に助けられるとはね。
とはいえ、すぐに交代させるんだろうが……まずはドラゴンクロー!
「ライコウ、リフレクター」
交代させない? まず防御を固めてきたか……何を狙っている?
壁を張ってからのライコウは、瞑想したり眠ったりで攻撃をしてこない
どうやら本当に雷タイプの攻撃技しかないようだ。
これは……ライコウを捨て駒にしているな?
リフレクターの効果を持続させながらライコウは倒れ、そして登場したのは……そうか、カビゴンか。
まずいな……こちらで控えているボスゴドラもピジョンも、物理攻撃を得意としている。
リフレクターは物理攻撃を半減させる技。そしてこのカビゴンは腹太鼓を使ってくるだろう。
下手するとこちらが逆転負け……なんて事が平然とあり得る状況になるぞ。
それを防ぐためには、出来る限りフライゴンに攻撃させるのが定石だ。しかし……
「まさかご主人様。私が戦闘不能になるのを怖がってる?」
……当然だ。俺は奴隷に無理をさせるようなバトルはしない。
「馬鹿じゃないの? あっちだってライコウを捨て駒にしてるのよ? ならご主人様だって……」
相手は相手、俺は俺だ。俺は気を失うまで無茶をさせるようなこと……
「そんなことはいいの! 私は、ご主人様に勝って欲しいの。だから……それくらい判ってよ、バカ……」
……そうか。ありがとよ、フライゴン。
……そうだな。俺もどこか、「本気」ってのをはき違えていたかもしれない。
奴隷達の覚悟をくみ取ってやって、初めて本気を出してると言えるよな。
よしフライゴン、ドラゴンクロー!
「いっけぇえ!」
先制の爪で先に腹太鼓を叩いたカビゴンに、渾身のドラゴンクローが突き刺さる。
狙い定めた一撃は……会心の一撃!
自分の技で体力を消耗したカビゴンにこれは効いた……一撃で、そのままカビゴンを眠らせてしまった。
「やった……やったよご主人様!」
ああ、やったなフライゴン……ありがとう、お前のおかげでこのバトル勝てたよ。
「そ、そうよ。私のおかげ……なんだから、ちゃんとご褒美、たぁっぷりくれないと……怒るからね?」
ああ、それこそ気絶するまで可愛がってやるぞ。
ボスゴドラ、ピジョン、お前達もよくやってくれた。
「良いとこ全部取られちゃったけどね」
「私なんて見せ場無しよ? まあでも……あんなの見せられちゃったらね」
そう言うな。ここに来るまでに勝ち抜けられたのもお前らのおかげだろ。
本当に、俺は良い奴隷に恵まれてる。ありがとな。
「そういう言い方……ずるいな、ご主人様は」
「ホントよね……でもいいわ。ご主人様だから」
はは。まあとにかく、これでバトルフロンティアは全て制覇か。
「ふふっ、おめでとう……」
ありがとよ、リラ。で、どうだった? 本気のバトルは。
「楽しかった……こんなにポケモンバトルが楽しいなんて初めて……」
これからもっと楽しくなるぞ?
本気を出せないなんて、自分で自分の殻を作って閉じこもるからつまらないんだよ。
これからもニシエダが強いトレーナーを連れてくるだろう。そいつらとも本気で闘ってみろ、遠慮せずに
そうすりゃ楽しくなるさ。世の中は広いぜ? まだまだ強いトレーナーはいくらでもいる。
「……あなたが言うと、信じたくなりますね」
信じたくなる、じゃねぇよ。実際いるんだから。
そうだな……ハルカやリーフとバトルしてみろ。間違いなく楽しめるぞ。
あいつらも強いだけじゃないからな。
「そうでしょうね……彼女達の強さは、僕もしっかり見させて貰いましたから」
……いただろ、あの時ドームに。
「ええ……カントーから沢山の方が来られた、あのバトル大会。全て見せて貰いました」
興味ないとか言いながら、興味大ありだったんだろ?
「……僕は本気のバトルがしたかった。そんなバトルが出来る相手……噂で聞いた二冠のチャンピオンを見に行こうとコゴミさん達に誘われて」
なるほど……やはり本当は知っていたな?
「……あのバトルを見るまでは、本当に興味なかったんだ。でも……あんなバトルを見せられたら、僕だって……」
興味ないと言ったのはニシエダの演出か?
「いえ、それは……」
……なんだよ、ここで頬を赤くするって……おいおい、今回は無いと思ってたんだぞ俺は……
「恥ずかしかったから……言えなかった。あなたに興味を持ち始めて、ずっとあなたを見てきたら……その……」
展開がなんかコゴミの時と似てるな……
「本気でバトルをしたかったから、僕は平静を保とうとして興味ないと……でもダメですね。バトルが楽しかったから余計に気持ちが高揚しちゃって……」
リラはそう言って、俺の胸元に抱きついてきた。
普段感情を出さない奴ほど、一度火が付くと大胆になる……のは、経験から良く知っている。
その例に、リラも当てはまると……
「あなたが噂通りの人なら……僕の期待に、応えてくれますよね?」
噂ってのは、当てにならないことも多いんだぜ?
「えっ……」
……期待以上の事になってもしらねぇからな。
興味が無いどころか、俺のことしか考えられないくらいに惚れさせてやる
「ふふ、それは楽しみです。バトル以上に、ドキドキしてきました……」
リラの頭を撫でながら……そして奴隷三人の視線にちょっと罪悪感を感じながら……
俺はバトルフロンティアを制覇したこと……施設的なことだけでなく……それを実感していた。

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S-BOW

Author:S-BOW

このブログは、管理人がポケモンをプレイしながら脳内でポケモンを擬人化し、更にエロ妄想を繰り広げた半プレイ日記です。
基本的に脳内妄想をあるがまま文章化しているため、読みづらい点が多々あることをご了承ください。
また始めて読まれる方は、下記カテゴリーの「はじめに」をクリックして注意事項を一読くださると幸いです。
またエロい妄想はしていますが、ストーリーをなぞった形になっているので、エロシーンは一部を除きかなり薄めであることもご了承ください。
※18禁ブログです。18歳未満の方は閲覧しないようお願いいたします

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